...
記号 | 変換方法 | 特記事項 |
---|---|---|
$ | 文字列に変換します。 | 指定された文字列は大文字/小文字を区別します。 |
# | 数値に変換します。 例:commentkeyLine=#3 | |
_ (アンダーバー) | TRUE、FALSEのいずれかに変換します。 例:approvalMail=_TRUE | |
@ | メール項目から、パラメータに設定可能な値に変換します。指定できるのは以下の項目です。
例:ox_txt_subject__c=@subject |
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? | メール本文または件名から特定キーワード間の値を取得します。以下の形式で記述します。 ?(開始キーワード,終了キーワード,取得場所) 終了キーワードに以下の値が設定可能です。省略値は¥nです。
取得場所に以下の値が設定可能です。省略値は@bodyです。
例1:?(START,END,@body) 上記のように指定した場合、メール本文中のSTARTという文字列からENDという文字列間の値を取得します。 終了キーワードを指定しない、または¥nを指定すると、開始キーワードから改行までの値を取得します。 例2:?(START,¥n,@body) または ?(START,,@body) 上記のように指定した場合、メール本文中のSTARTという文字列から次の改行までの文字列の値を取得します。 例3:?(START,@endbody,@body) 上記のように指定した場合、メール本文中のSTARTという文字列からメール本文の末尾(改行含む)までの文字列の値を取得します。 |
|
& | オブジェクトを指定し、対象項目の値を取得します。条件値には、データの値を直接指定するか、@マーク、?マーク、変数名、API参照名の併用が可能です。 以下の形式で記述します。 &オブジェクト名(条件項目名,条件値,取得項目) 例1:&User(Username,xxx@unirita.co.jp,ID) 例2:&Contact(Email,@MAIL,NAME) |
|
API参照名 | すでに項目に設定した値を使用したい場合は、API参照名を設定することで、同一の値を取得できます。 以下の形式で記述します。 例: ox_txt_subject__c = @SUBJECT ox_ltx_content__c = ox_txt_subject__c 上記のように指定した場合、メール件名がレコードの件名に設定され、レコードの件名に設定された値が内容に設定されます。 |
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:(変数名) | 複数の項目に同じ値を使用したい場合は、変数を使用することで、同一の値を取得できます。 以下の形式で記述します。 例: ox_txt_subject__c=:VARSUBJECT ox_ltx_content_c=:VARSUBJECT [VARIABLE] VARSUBJECT=@SUBJECT 上記のように指定した場合、メールの件名がレコードの件名、および内容にそれぞれ設定されます。 |
|
date | 日付型に変換します。条件値には、@SUBJECT、@BODY、?マーク、変数名、API参照名の併用が可能です。 以下の形式で記述します。 date(条件値,フォーマット) 例:date(@BODY,yyyy年MM月dd日) |
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datetime | 日付/時間型に変換します。条件値には、@SUBJECT、@BODY、?マーク、変数名、API参照名の併用が可能です。 以下の形式で記述します。 datetime(条件値,フォーマット) 例:datetime(@BODY,yyyy年MM月dd日 HH時mm分) |
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定義内容
メール連携設定ファイルは、以下のセクション、オプションで構成されます。
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メール承認設定セクション
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レコード新規登録セクション
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入力値の切り捨てオプション
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メール処理形式オプション
...
HTMLメール解析オプション
...
メール連携設定ファイルは、以下の設定、セクションで構成されます。
区切り文字設定
添付ファイル設定
メール承認設定
レコード新規登録設定
入力値の切り捨て設定
メール処理形式設定
HTMLメール解析設定
ルーティング設定
活動履歴情報登録セクション
変数定義セクション
レコード更新セクション
各設定、およびセクションの属性に定義する内容について説明します。各セクション、およびオプションの属性に定義する内容について説明します。
区切り文字設定
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本ファイルで使用する区切り文字を変更したい場合は、以下の区切り文字設定の属性を記述します。
メール承認機能を利用する場合に、メール承認の設定を記述します。パラメータを記載しない場合、省略値が設定されます。
属性 | 説明 | 省略可否 | 省略値 |
---|---|---|---|
delimiter | 本ファイルの区切り文字を指定します。 ここで指定した区切り文字で、パラメータと値を区切ります。 例: delimiter=: approvalMail:_TRUE | ○ | '=' |
添付ファイル設定
添付ファイルの登録方法を変更したい場合は、以下の添付ファイル設定の属性を記述します。
パラメータを記載しない場合、省略値が設定されます。
attachment | メールに添付ファイルがある場合の動作を指定します。
例:attachment=PARENT | ○ | TASK |
attachmentPlace | メールに添付ファイルがある場合に、そのファイルを登録するオブジェクトを指定します。
例:attachmentPlace=FILE この設定は、attachmentパラメータが「PARENT」に指定されている場合のみ有効です。 | ○ | ATTACHMENT |
メール承認設定
メール承認機能を利用する場合に、メール承認の設定を記述します。
注意 |
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「メール承認機能」は、LMIS V2.9.0.00以降は非サポートとなっています。 |
属性 | 説明 | 省略可否 | 省略値 |
---|---|---|---|
approvalMail | メール承認機能を使用するかを指定します。
| ○ | _FALSE |
approvalkeyLine | 承認/否認が判断される行数を指定します。 例:approvalkeyLine=#2 なお、メール本文の空行および半角スペース、全角スペース、タブのみの行は、行数としてカウントされません。 | ○ | #1 |
commentkeyLine | 各オブジェクトの「活動履歴」に記載されるコメント内容を記載する行数を指定します。 例:commentkeyLine=#3 なお、メール本文の空行および半角スペース、全角スペース、タブのみの行は、行数としてカウントされません。 | ○ | #2 |
quote | メールの引用記号をカンマ区切りで記述します。引用記号で始まる行は、メール本文の行数としてカウントしません。 例:quote=>,:,| なお、カンマとカンマの間にスペースがある場合は、それも含めて引用記号とみなします。 | ○ |
attachment
メールに添付ファイルがある場合の動作を指定します。
TASK:メール受信によって作成される活動履歴に添付ファイルを追加します。
PARENT:承認、否認の対象オブジェクトに添付ファイルを追加します。
NONE:添付ファイルを追加しません。
例:attachment=PARENT
○
TASK
attachmentPlace
メールに添付ファイルがある場合に、そのファイルを登録するオブジェクトを指定します。
FILE:Salesforce Filesに保存します。
ATTACHMENT:添付ファイルに保存します。
例:attachmentPlace=FILE
この設定は、attachmentパラメータが「PARENT」に指定されている場合のみ有効です。
それ以外の場合では、「FILE」値が使用され、Salesforce Filesに添付ファイルが保存されます。
○
ATTACHMENT
注意 |
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「メール承認機能」は、LMIS V2.9.0.00以降は非サポートとなっています。 |
レコード新規登録セクション
レコード新規登録設定
電子メールからのデータ登録機能を利用する場合に、登録するオブジェクトとAPI参照名を記述します。
属性 | 説明 | 省略可否 |
---|---|---|
object | 登録するオブジェクトを指定します。 | × |
項目のAPI参照名 | 登録したい項目のAPI参照名をパラメータ名とし、値を設定します。 API参照名には、「SMOC__」を付けず「ox_」以降の文字列を指定してください。 API参照名が不正な場合、メール連携処理が失敗します。 値の設定に、変数を利用できます。変数を利用する場合は、「:変数名」の形式で設定してください。 | × |
...
入力値の切り捨て設定
入力値の切り捨て有無の属性を記述します。
属性 | 説明 | 省略可否 | 省略値 |
---|---|---|---|
fieldTruncation | 文字列長を超えた入力値を、最大文字列長に切り捨てて格納します。
例:fieldTruncation=ON 本オプションがOFFの状態で文字列長を超えた入力があった場合、メール連携処理が失敗します。本設定がOFFの状態で文字列長を超えた入力があった場合、メール連携処理が失敗します。 | ○ | OFF |
...
メール処理形式設定
テキストメールおよびHTMLメールの処理有無の属性を記述します。
属性 | 説明 | 省略可否 | 省略値 |
---|---|---|---|
receiveTEXT | テキストメールの処理有無を指定します。
例:receiveTEXT=ON | ○ | ON |
receiveHTML | HTMLメールの処理有無を指定します。
例:receiveHTML=ON 「DIRECT」値を指定した場合のみ、メール受信によって作成される活動履歴にHTMLメール内容を保存することができます。 | ○ | ON |
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HTMLメール解析設定
メール処理形式オプションで、HTMLの処理有無をONにした場合は、HTMLメールが解析、変換されます。メール処理形式設定で、HTMLの処理有無をONにした場合は、HTMLメールが解析、変換されます。
HTMLメールのタグ、テキストの装飾の設定を記述します。
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タグ | タグの用途 | 開始時挿入 | 終了時挿入 |
---|---|---|---|
hr | 横罫線 | 改行 | |
br | 改行 | 改行 | |
td | テーブルセル | 半角スペース | |
th | テーブルヘッダーセル | 半角スペース | |
label | ラベル | 半角スペース | |
div | ブロック | 改行 | |
tr | テーブル行 | 改行 | |
p | 段落 | 改行 | |
li | リスト | 改行 | |
h1 | 見出し | 改行 | |
h2 | 見出し | 改行 | |
h3 | 見出し | 改行 | |
h4 | 見出し | 改行 | |
h5 | 見出し | 改行 | |
h6 | 見出し | 改行 |
...
ルーティング設定
メールルーティングの追加設定(ルーティング先の指定)を実施したい場合は、以下のルーティングオプションの属性を記述します。を実施したい場合は、以下のルーティング設定の属性を記述します。
パラメータを記載しない場合、省略値が設定されます。
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コード ブロック |
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#メール承認設定セクション delimiter= approvalMail=_FALSE approvalkeyLine=#1 commentkeyLine=#3 quote=>,:,| attachment=PARENT #レコード新規登録セクション#レコード新規登録設定 object=ox_obj_incident__c ox_txt_subject__c=@subject ox_ltx_content__c=@body ox_ref_customerInfo__c=&Contact(Email,@MAIL, ID ) ox_sel_inquiry__c=$メール #入力値の切り捨てオプション#入力値の切り捨て設定 fieldTruncation=ON #メール処理形式オプション#メール処理形式設定 receiveTEXT=ON receiveHTML=ON #HTMLメール解析オプション#HTMLメール解析設定 div_start=・ div_end=。 #ルーティングオプション#ルーティング設定 successRouting=zzzz@unirita.co.jp errorRouting=@mail #活動履歴情報登録セクション #[ACTIVITY] #sample_addText__c=@subject #sample_addBody__c=@body #変数定義セクション #[VARIABLE] #SUBJECT=@subject #MAIL=@MAIL #CONTACTID=&Contact(Email,@MAIL, ID ) #INCID=&ox_obj_incident__c(Name,?([,:,@subject), ID ) #レコード更新セクション01 #[UPDATE01] #EXECUTE=TRUE #TARGET=SELECT ID,ox_ltx_content__c FROM ox_obj_incident__c WHERE ID = ':INCID' #ox_ltx_content__c=@body #レコード更新セクション02 #[UPDATE02] #EXECUTE=TRUE #TARGET=SELECT ID,ox_ltx_content__c FROM ox_obj_change__c WHERE ox_ref_incNumber__c = ':INCID' #ox_ltx_content__c=@body |
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メール連携設定ファイルの評価の流れを、以下に説明します。
基本的な設定の評価
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メール承認設定の評価
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ルーティング設定の評価
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メール処理形式設定の評価
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HTMLメール解析設定の評価
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入力値の切り捨て設定の評価
変数定義セクションの評価
以降の処理で使用する、変数を評価します。レコード更新セクションの評価
レコード更新セクションが初めに評価されます。
更新対象レコードが存在しない場合は、次の評価に移ります。レコードの新規登録、または活動履歴情報の登録
メールの件名を評価して、レコードを新規登録するか、活動履歴情報を登録するかが評価されます。
評価後、該当のセクションの内容が評価されて、処理が実施されます。
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レコード新規登録設定の評価
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レコード新規登録設定の内容に従って、レコードが登録されます。
活動履歴情報登録セクションの評価
活動履歴情報登録セクションの内容に従って、活動履歴情報が主レコードに関連付けて登録されます。
注意事項
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必ずUTF-8形式で保存してください。UTF-8形式以外の文字コードで保存した場合、正しく設定されないことがあります。
改行コードとしては「LF」を使用してください。間違って「CRLF」の改行コードを使用してファイルを編集して保存した場合、設定が正しく機能しない場合があります。
パラメータを省略する場合には、属性を削除するか値を空白にします。
レコード更新セクションによってレコードが更新された場合、メールの対となるレコード(メールを受信したことの証跡)がいずれのレコードにも残りません。
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