比較バージョン

キー

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  • 書式設定が変更されました。

...

記号

変換方法

特記事項

$

文字列に変換します。
例:ox_sel_inquiry__c=$メール

指定された文字列は大文字/小文字を区別します。

#

数値に変換します。

例:commentkeyLine=#3


_

(アンダーバー)

TRUE、FALSEのいずれかに変換します。

例:approvalMail=_TRUE


@

メール項目から、パラメータに設定可能な値に変換します。指定できるのは以下の項目です。

  • TOMAIL:メールの送信先アドレス

  • CCMAIL:メールのCCアドレス

  • SUBJECT:メールの件名

  • BODY:メールの本文

  • MAIL:メールのFromに含まれるメールアドレス

  • DATE:メールの送信日時

  • DATE_VALUE:メールの送信日

例:ox_txt_subject__c=@subject 

  • パラメータの大文字/小文字を区別しません。(@subject、@SUBJECTは同じパラメータとして認識されます。

  • TOアドレスはメールサービスのアドレスが含まれるため、代入先へメール型項目(最大文字数:80文字)を指定することはできません。

?

メール本文または件名から特定キーワード間の値を取得します。以下の形式で記述します。

?(開始キーワード,終了キーワード,取得場所)

終了キーワードに以下の値が設定可能です。省略値は¥nです。

  • @endbody:開始キーワードから末尾までの値を取得します。

取得場所に以下の値が設定可能です。省略値は@bodyです。

  • @body:メール本文から値を取得します。

  • @subject:メール件名から値を取得します。

例1:?(START,END,@body)

上記のように指定した場合、メール本文中のSTARTという文字列からENDという文字列間の値を取得します。

終了キーワードを指定しない、または¥nを指定すると、開始キーワードから改行までの値を取得します。

例2:?(START,¥n,@body) または ?(START,,@body)

上記のように指定した場合、メール本文中のSTARTという文字列から次の改行までの文字列の値を取得します。

例3:?(START,@endbody,@body)

上記のように指定した場合、メール本文中のSTARTという文字列からメール本文の末尾(改行含む)までの文字列の値を取得します。

  • 開始キーワード、終了キーワードが見つからない場合は、値取得は行われません。

  • 開始キーワードに、カンマ「,」を含めることはできません。

  • 終了キーワードを「文字列¥n」と指定した場合、¥nは文字列として扱われます。改行までを取得したい場合は、「¥n」単体で指定してください。

  • 開始キーワードは省略できません。

  • 開始キーワードおよび終了キーワードが取得場所(本文または件名)に複数ある場合は、最初に見つかった開始キーワードから、それ以降で最初に見つかった終了キーワードまでの値を取得します。

&

オブジェクトを指定し、対象項目の値を取得します。条件値には、データの値を直接指定するか、@マーク、?マーク、変数名、API参照名の併用が可能です。

以下の形式で記述します。

&オブジェクト名(条件項目名,条件値,取得項目)

例1:&User(Username,xxx@unirita.co.jp,ID)
上記のように指定した場合、「xxx@unirita.co.jp」という値でユーザ(User)を検索し、ユーザ名が一致したユーザのIDを取得します。

例2:&Contact(Email,@MAIL,NAME)
上記のように指定した場合、送信元のメールアドレスで取引先責任者(Contact)を検索し、メールアドレスが一致した取引先責任者の名前を取得します。

  • 条件値には、@BODYを使用できません。

  • 条件値に英数が設定されている場合は、全半角/大小文字を区別しません。記号、カナは全半角が別の文字として区別されます。

API参照名

すでに項目に設定した値を使用したい場合は、API参照名を設定することで、同一の値を取得できます。

以下の形式で記述します。

例:

ox_txt_subject__c = @SUBJECT

ox_ltx_content__c = ox_txt_subject__c

上記のように指定した場合、メール件名がレコードの件名に設定され、レコードの件名に設定された値が内容に設定されます。

  • 代入元と代入先のデータ型は一致させる必要があります。

  • API参照名については、「API参照名一覧」を参照してください。

:(変数名)

複数の項目に同じ値を使用したい場合は、変数を使用することで、同一の値を取得できます。

以下の形式で記述します。

例:

ox_txt_subject__c=:VARSUBJECT

ox_ltx_content_c=:VARSUBJECT


[VARIABLE]

VARSUBJECT=@SUBJECT

上記のように指定した場合、メールの件名がレコードの件名、および内容にそれぞれ設定されます。

  • 変数定義セクションに変数を定義する必要があります。

  • 定義した変数の前に、コロン「:」を記述して使用します。

  • 代入元と代入先のデータ型は一致させる必要があります。

  • 変数名は、大文字/小文字を区別します。

  • 変数については、「変数定義セクション」を参照してください。

date

日付型に変換します。条件値には、@SUBJECT、@BODY、?マーク、変数名、API参照名の併用が可能です。

以下の形式で記述します。

date(条件値,フォーマット)

例:date(@BODY,yyyy年MM月dd日)
上記のように指定した場合、メール本文にフォーマットで指定している文字列を日付型に変換します。

  • フォーマットは省略できません。

  • 使用できるフォーマットについては「日付型フォーマット変換表」を参照してください。

  • フォーマットに固定値を使用できません。

  • フォーマットは大文字/小文字を区別します。

  • 条件値に日付型、日時型の値を持つ変数名は使用できません。

  • 条件値に日付型、日時型の項目のAPI参照名は使用できません。

datetime

日付/時間型に変換します。条件値には、@SUBJECT、@BODY、?マーク、変数名、API参照名の併用が可能です。

以下の形式で記述します。

datetime(条件値,フォーマット)

例:datetime(@BODY,yyyy年MM月dd日 HH時mm分)
上記のように指定した場合、メール本文にフォーマットで指定している文字列を日付/時間型に変換します。

  • フォーマットは省略できません。

  • 使用できるフォーマットについては「日付型フォーマット変換表」を参照してください。

  • フォーマットに固定値を使用できません。

  • フォーマットは大文字/小文字を区別します。

  • 条件値に日付型、日時型の値を持つ変数名は使用できません。

  • 条件値に日付型、日時型の項目のAPI参照名は使用できません。

定義内容

メール連携設定ファイルは、以下のセクション、オプションで構成されます。

...

メール承認設定セクション

...

レコード新規登録セクション

...

入力値の切り捨てオプション

...

メール処理形式オプション

...

HTMLメール解析オプション

...

メール連携設定ファイルは、以下の設定、セクションで構成されます。

  • 区切り文字設定

  • 添付ファイル設定

  • メール承認設定

  • レコード新規登録設定

  • 入力値の切り捨て設定

  • メール処理形式設定

  • HTMLメール解析設定

  • ルーティング設定

  • 活動履歴情報登録セクション

  • 変数定義セクション

  • レコード更新セクション

各設定、およびセクションの属性に定義する内容について説明します。各セクション、およびオプションの属性に定義する内容について説明します。

区切り文字設定

...

本ファイルで使用する区切り文字を変更したい場合は、以下の区切り文字設定の属性を記述します。

メール承認機能を利用する場合に、メール承認の設定を記述します。パラメータを記載しない場合、省略値が設定されます。

属性

説明

省略可否

省略値

delimiter

本ファイルの区切り文字を指定します。

ここで指定した区切り文字で、パラメータと値を区切ります。

例:

delimiter=:

approvalMail:_TRUE

'='

添付ファイル設定

添付ファイルの登録方法を変更したい場合は、以下の添付ファイル設定の属性を記述します。

パラメータを記載しない場合、省略値が設定されます。

attachment

メールに添付ファイルがある場合の動作を指定します。

  • TASK:メール受信によって作成される活動履歴に添付ファイルを追加します。

  • PARENT:承認、否認の対象オブジェクトに添付ファイルを追加します。

  • NONE:添付ファイルを追加しません。

例:attachment=PARENT

TASK

attachmentPlace

メールに添付ファイルがある場合に、そのファイルを登録するオブジェクトを指定します。

  • FILE:Salesforce Filesに保存します。

  • ATTACHMENT:添付ファイルに保存します。

例:attachmentPlace=FILE

この設定は、attachmentパラメータが「PARENT」に指定されている場合のみ有効です。
それ以外の場合では、「FILE」値が使用され、Salesforce Filesに添付ファイルが保存されます。

ATTACHMENT

メール承認設定

メール承認機能を利用する場合に、メール承認の設定を記述します。

注意

「メール承認機能」は、LMIS V2.9.0.00以降は非サポートとなっています。

属性

説明

省略可否

省略値

approvalMail

メール承認機能を使用するかを指定します。

  • _TRUE:メール承認機能を使用します。

  • _FALSE:メール承認機能を使用しません。

_FALSE

approvalkeyLine

承認/否認が判断される行数を指定します。

例:approvalkeyLine=#2

なお、メール本文の空行および半角スペース、全角スペース、タブのみの行は、行数としてカウントされません。

#1

commentkeyLine

各オブジェクトの「活動履歴」に記載されるコメント内容を記載する行数を指定します。

例:commentkeyLine=#3

なお、メール本文の空行および半角スペース、全角スペース、タブのみの行は、行数としてカウントされません。

#2

quote

メールの引用記号をカンマ区切りで記述します。引用記号で始まる行は、メール本文の行数としてカウントしません。

例:quote=>,:,|

なお、カンマとカンマの間にスペースがある場合は、それも含めて引用記号とみなします。

attachment

メールに添付ファイルがある場合の動作を指定します。

  • TASK:メール受信によって作成される活動履歴に添付ファイルを追加します。

  • PARENT:承認、否認の対象オブジェクトに添付ファイルを追加します。

  • NONE:添付ファイルを追加しません。

例:attachment=PARENT

TASK

attachmentPlace

メールに添付ファイルがある場合に、そのファイルを登録するオブジェクトを指定します。

  • FILE:Salesforce Filesに保存します。

  • ATTACHMENT:添付ファイルに保存します。

例:attachmentPlace=FILE

この設定は、attachmentパラメータが「PARENT」に指定されている場合のみ有効です。
それ以外の場合では、「FILE」値が使用され、Salesforce Filesに添付ファイルが保存されます。

ATTACHMENT

注意

「メール承認機能」は、LMIS V2.9.0.00以降は非サポートとなっています。

レコード新規登録セクション


レコード新規登録設定

電子メールからのデータ登録機能を利用する場合に、登録するオブジェクトとAPI参照名を記述します。

属性

説明

省略可否

object

登録するオブジェクトを指定します。
例:object=ox_obj_incident__c

×

項目のAPI参照名

登録したい項目のAPI参照名をパラメータ名とし、値を設定します。

API参照名には、「SMOC__」を付けず「ox_」以降の文字列を指定してください。

API参照名が不正な場合、メール連携処理が失敗します。

値の設定に、変数を利用できます。変数を利用する場合は、「:変数名」の形式で設定してください。

×

...

入力値の切り捨て設定

入力値の切り捨て有無の属性を記述します。

属性

説明

省略可否

省略値

fieldTruncation

文字列長を超えた入力値を、最大文字列長に切り捨てて格納します。

  • ON:切り捨てます。

  • OFF:切り捨てません。

例:fieldTruncation=ON

本オプションがOFFの状態で文字列長を超えた入力があった場合、メール連携処理が失敗します。本設定がOFFの状態で文字列長を超えた入力があった場合、メール連携処理が失敗します。

OFF

...

メール処理形式設定

テキストメールおよびHTMLメールの処理有無の属性を記述します。

属性

説明

省略可否

省略値

receiveTEXT

テキストメールの処理有無を指定します。

  • ON:処理します。

  • OFF:処理しません。

例:receiveTEXT=ON

ON

receiveHTML

HTMLメールの処理有無を指定します。

  • ON:処理します(解析あり)。

  • DIRECT:処理します(解析なし)。この場合、属性名にAPI参照名を指定できません。

  • OFF:処理しません。

例:receiveHTML=ON

「DIRECT」値を指定した場合のみ、メール受信によって作成される活動履歴にHTMLメール内容を保存することができます。

ON

...

HTMLメール解析設定

メール処理形式オプションで、HTMLの処理有無をONにした場合は、HTMLメールが解析、変換されます。メール処理形式設定で、HTMLの処理有無をONにした場合は、HTMLメールが解析、変換されます。

HTMLメールのタグ、テキストの装飾の設定を記述します。

...

タグ

タグの用途

開始時挿入

終了時挿入

hr

横罫線

改行


br

改行

改行


td

テーブルセル


半角スペース

th

テーブルヘッダーセル


半角スペース

label

ラベル


半角スペース

div

ブロック


改行

tr

テーブル行


改行

p

段落


改行

li

リスト


改行

h1

見出し


改行

h2

見出し


改行

h3

見出し


改行

h4

見出し


改行

h5

見出し


改行

h6

見出し


改行

...

ルーティング設定

メールルーティングの追加設定(ルーティング先の指定)を実施したい場合は、以下のルーティングオプションの属性を記述します。を実施したい場合は、以下のルーティング設定の属性を記述します。

パラメータを記載しない場合、省略値が設定されます。

...

コード ブロック
#メール承認設定セクション
delimiter=
approvalMail=_FALSE
approvalkeyLine=#1
commentkeyLine=#3
quote=>,:,|
attachment=PARENT

#レコード新規登録セクション#レコード新規登録設定
object=ox_obj_incident__c
ox_txt_subject__c=@subject
ox_ltx_content__c=@body
ox_ref_customerInfo__c=&Contact(Email,@MAIL, ID )
ox_sel_inquiry__c=$メール

#入力値の切り捨てオプション#入力値の切り捨て設定
fieldTruncation=ON

#メール処理形式オプション#メール処理形式設定
receiveTEXT=ON
receiveHTML=ON

#HTMLメール解析オプション#HTMLメール解析設定
div_start=・
div_end=。

#ルーティングオプション#ルーティング設定
successRouting=zzzz@unirita.co.jp
errorRouting=@mail

#活動履歴情報登録セクション
#[ACTIVITY]
#sample_addText__c=@subject
#sample_addBody__c=@body

#変数定義セクション
#[VARIABLE]
#SUBJECT=@subject
#MAIL=@MAIL
#CONTACTID=&Contact(Email,@MAIL, ID )
#INCID=&ox_obj_incident__c(Name,?([,:,@subject), ID )

#レコード更新セクション01
#[UPDATE01]
#EXECUTE=TRUE
#TARGET=SELECT ID,ox_ltx_content__c FROM ox_obj_incident__c WHERE ID = ':INCID'
#ox_ltx_content__c=@body

#レコード更新セクション02
#[UPDATE02]
#EXECUTE=TRUE
#TARGET=SELECT ID,ox_ltx_content__c FROM ox_obj_change__c WHERE ox_ref_incNumber__c = ':INCID'
#ox_ltx_content__c=@body

...

メール連携設定ファイルの評価の流れを、以下に説明します。

  1. 基本的な設定の評価

...

    1. メール承認設定の評価

...

    1. ルーティング設定の評価

...

    1. メール処理形式設定の評価

...

    1. HTMLメール解析設定の評価

...

    1. 入力値の切り捨て設定の評価

  1. 変数定義セクションの評価
    以降の処理で使用する、変数を評価します。

  2. レコード更新セクションの評価
    レコード更新セクションが初めに評価されます。
    更新対象レコードが存在しない場合は、次の評価に移ります。

  3. レコードの新規登録、または活動履歴情報の登録
    メールの件名を評価して、レコードを新規登録するか、活動履歴情報を登録するかが評価されます。
    評価後、該当のセクションの内容が評価されて、処理が実施されます。

...

    1. レコード新規登録設定の評価

...

    1. レコード新規登録設定の内容に従って、レコードが登録されます。

    2. 活動履歴情報登録セクションの評価
      活動履歴情報登録セクションの内容に従って、活動履歴情報が主レコードに関連付けて登録されます。

注意事項

...

  • 必ずUTF-8形式で保存してください。UTF-8形式以外の文字コードで保存した場合、正しく設定されないことがあります。

  • 改行コードとしては「LF」を使用してください。間違って「CRLF」の改行コードを使用してファイルを編集して保存した場合、設定が正しく機能しない場合があります。

  • パラメータを省略する場合には、属性を削除するか値を空白にします。

  • レコード更新セクションによってレコードが更新された場合、メールの対となるレコード(メールを受信したことの証跡)がいずれのレコードにも残りません。

...