ここでは、LMIS/Automatic CI Collectorの機能の概要を説明します。
<目次>
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目的
LMIS/Automatic CI Collectorは、LMIS上で構成管理を実施するのに必要となる、ハードウェアやソフトウェアの構成情報を
自動的に収集することで、構成情報の維持にかかる工数を削減するとともに、構成情報を最新の状態に維持します。
システム構成
LMIS/Automatic CI Collectorのシステム構成を以下に示します。
システム構成図
各システムの役割
LMIS/Automatic CI Collectorは、以下のシステムで構成されます。
ksocket
ネットワーク内の構成情報を収集して、Kompira cloudにアップロードします。Kompira cloud
ksocketの操作を行います。また、ksocketから収集された構成情報を管理します。構成情報連携
Kompira cloudに収集された構成情報を、LMISの同期計画に従って同期します。LMIS
同期計画を作成して、構成情報連携で同期する内容の操作を行います。
同期された構成情報を利用して、実環境に即した各種プロセスを進めることができます。
ksocketによるハードウェアとソフトウェア構成情報の収集
ksocketをお客様環境に導入することで、ksocketを導入したサーバのネットワーク内に存在するハードウェア、
およびそのハードウェアに導入されたソフトウェアの構成情報を定期的にKompira cloudに蓄積します。
収集機能に関する概要を以下に示します。
ハードウェアの収集
ksocketから探索可能なネットワークに存在するハードウェアをKompira cloudに収集します。
収集対象のIPアドレス帯を指定して、対象を制限することができます。
ksocketで構成情報の収集が成功したハードウェアを、Kompira cloudは「ノード」として扱います。
情報 |
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Kompira cloudのノードについては、「Kompira cloud Sonarのノードとは何か?」も併せて参照してください |
ノードの対象となるハードウェアは、Linuxサーバ、Windowsサーバ、Windowsクライアントです。
ノードの対象となるLinuxサーバはSSH、Windowsの場合はWinRM V2がそれぞれ適切に構成されており、リモートログインが可能である必要があります。
情報 |
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ハードウェア収集に関する詳細は、Kompira cloudヘルプ「スキャンするために必要な設定」も併せて参照してください。 |
ソフトウェアの収集
Windowsサーバ、クライアントに導入されているMSI形式インストーラで導入されたソフトウェアを収集します。
Linuxサーバに導入されている、RPMで管理可能なソフトウェアを収集します。
収集頻度
任意のタイミング、または定期的にスキャンを計画できます。
スキャン実施時にネットワークに接続されているハードウェアに対して、構成情報の収集を行います。
構成情報連携による構成情報の同期
Kompira cloudに蓄積された構成情報を、構成情報連携を使用してLMISに同期します。
指定した同期計画に従って、構成情報を定期的にLMISに同期することができます。
同期機能に関する概要を以下に示します。
ハードウェアの同期
Kompira cloudのノードをハードウェアに同期します。
同期されるハードウェアのレコードタイプは、Windows、Linuxの場合は「サーバ」として同期されます。
同期対象のIPアドレス帯を指定して、対象を制限することができます。
同期を実施した際に、LMISに記録された情報と同期された内容の差異を記録することができます。
ソフトウェアの同期
ノードに導入されたソフトウェアを同期することができます。
ノードとして登録されたハードウェアと、そのハードウェアにインストールされたソフトウェアの関連付けを同期することができます。
ソフトウェア辞書を使用して、同期する対象の制限や、名寄せをすることができます。
同期頻度
任意のタイミング、または定期的に同期を計画できます。
LMIS/Automatic CI Collectorの利用を開始する
LMIS/Automatic CI Collectorの利用を開始する場合は、「事前確認・準備事項」を参照してください。