フローへの移行に関する制限事項・考慮事項
この章では、LMISで使用するワークフロールールをフローに移行する際の制限事項・考慮事項について説明します。
<目次>
制限事項
1.ワークフロールールとフローには完全な互換性がありません。本書を参照して、移行を実施してください。
2.LMISでは、フローでのみ提供される一部の機能をのぞき、同一のオブジェクトでワークフロールールとフローを併用することを推奨しません。
3.コンフィグレーションエディタのレコードアクション・レコードチェックを使用している組織は、フローへの移行ができません。
考慮事項
1.移行したフローを手動でリリースする場合は、リリース作業の間、一時的にLMISのレコードの登録・更新を利用できなくなります。
2.スケジュール済みパスを含むフロー(タイムトリガを含むワークフロールールを移行したものを含みます)を移行してすぐに利用する場合は、
フローを有効化した後に、条件を満たす内容でレコードをあらためて保存する必要があります。
3.LMISが標準で提供するフローは、以下に示すワークフロールールの機能が含まれません。移行を行う際に、実施していただく必要があります。
エスカレーション、またはセルフサービスポータルから登録されたレコードの所有者の設定(「新規登録(Q)」のワークフロールールに該当する機能)
本内容の設定については、マニュアル「コンフィグレーションガイド フローでレコードの所有者をキューに変更する」を参照してください。
4.フローの起動条件の設定で「高速項目更新」か「アクションと関連レコード」を選択することができますが、LMISのコンフィグで承認やステータス進行を行う際には「アクションと関連レコード」を選択してください。
マニュアルに「高速項目更新を利用してください」と記載のないフローは、高速項目更新で動作するかどうか検証されていません。
5.その他の考慮事項についての詳細は、Salesforceヘルプ「フローの機能に関する考慮事項」を参照してください。