事前同期を実施する

ここでは、ソフトウェア辞書の準備や、特に時間のかかる初回の同期等で発生する問題を事前に解決するために
同期を事前に実施する操作方法について説明します。

<目次>

事前同期の実施


事前同期を実施する流れは、以下の通りです。

1.ksocketのスキャンを行い、構成情報を収集する
Kompira Sonarから、ksocketのスキャンを行います。
ksocketのスキャンの実施方法については、「ksocketの管理」を参照してください。

本スキャンの際に、IP範囲を一時的に制限して実行することもできます。

 

2.収集した構成情報をKompira Sonarで確認する
Kompira Sonarから、収集した構成情報を確認します。
収集した構成情報の確認方法については、「ksocketの管理」を参照してください。

3.手順1~2を必要に応じて繰り返す
構成情報の収集が適切に実施されていることを確認して、次の手順に移ります。

4.事前同期用の同期計画を作成して、LMISに同期する
事前同期用の設定で、同期計画を作成します。
同期計画の作成方法については、「事前同期を計画する」を参照してください。

本作業は、必ず「既存レコードの移行」の作業を完了後に実施してください。

 

5.手順4を必要に応じて繰り返す
構成情報の同期が適切に実施されていることを確認します。

これで、事前同期の実施は完了です。

事前同期後の作業


事前同期の結果から、必要に応じて以下の操作を実施してください。

  • ソフトウェア辞書の更新
    ソフトウェア辞書を持っていない場合は、同期したソフトウェア情報をもとに、ソフトウェア辞書を作成します。
    ソフトウェア辞書の準備方法については、「ソフトウェア辞書の準備」を参照してください。

  • 不要レコードの削除
    同期の過程で不要となったレコードを手動またはデータローダにて削除します。
    データローダのダウンロード及び操作については、マニュアル「運用管理ガイド データローダをダウンロードする」を参照してください。

  • 同期計画の見直し
    事前同期の実績から、同期計画を複数に分割してかかるリソースや負荷を分散させる、または同期する内容を変更します。
    同期計画の作成、変更についての操作方法は、「事前同期を計画する」を参照してください。
    同期計画の作成、更新に伴って不要な同期計画を無効化する場合は、「同期計画を無効化する」を参照して同期計画を無効化してください。

同期計画の見直しを実施した場合は、新しい同期計画も事前同期を実施することを推奨します。