LMISの承認フローを設定する
LMISの承認フローを設定します。予め承認設定を定義しておき、任意のフローの途中で呼び出すことができます。
本承認設定は専用の承認依頼ボタンを表示させる必要があります。
ボタンの表示方法については、「承認設定用の承認依頼ボタンを表示する」を参照してください。
<目次>
承認設定を作成する
承認設定を作成する方法を記載します。
1.[アプリケーション]から「LMIS 管理」を検索し、[LMIS 管理]をクリックします。
2.[承認設定]タブをクリックします。
3.承認設定画面が開くので、[新規承認設定]ボタンをクリックします。
4.承認設定画面が開きます、内容を入力します。
設定項目について以下に示します。
設定 | 必須 | 説明 | 例 | 文字数 |
---|---|---|---|---|
承認設定名 | 〇 | 任意の承認設定名を入力します。承認設定を使用する場合の名前になります。 オブジェクト毎にすでに登録している同じ名前では保存できません | インシデント管理承認設定 | 80 |
オブジェクト | 〇 | 承認設定を使用したいオブジェクトを選択します。※1 | インシデント管理 | - |
説明 | × | 承認設定の説明を入力します。 | インシデント管理の承認設定です。 | 255 |
ユーザへの公開情報 | × | ユーザに公開する情報を入力します。この承認がどのような承認かを入力することで承認処理を行うユーザが分かりやすくなります。 | インシデント管理の承認設定です。 | 1000 |
※1:使用できるオブジェクトは「インシデント管理」、「サービス要求管理」、「タスク」、「リリース管理」、「問題管理」、「変更管理」になります。
5.承認階層を追加します。[承認階層を追加]ボタンをクリックします。
6.承認階層が追加されます。承認階層の設定をするため、「鉛筆」アイコンをクリックします。
7.承認階層の設定画面が表示されるので、設定をします。
設定項目について以下に示します。
設定 | 必須 | 説明 | 例 | 文字数 |
---|---|---|---|---|
表示名称 | 〇 | 承認階層の表示名を入力します。承認階層毎に表示される名前になるので何の承認階層なのかを分かりやすく書きます。 | 情報システム部階層 | 40 |
承認方法 | × | 「すべての承認」、「いずれかの承認」を選択します。 承認階層で設定した承認設定が全て承認で次の承認階層に進ませたい場合は、「すべての承認」を選択します。 承認階層で設定した承認設定のいずれかが承認するだけで次の承認階層に進ませたい場合は「いずれかの承認」を選択します。 | いずれかの承認 | - |
承認依頼したユーザを承認者から除外する | × | 承認依頼したユーザを承認者から除外し、自己承認を禁止します。
| チェックあり | ‐ |
説明 | × | 承認階層の説明を入力します。 | 情報システム部の誰かが承認することで次の承認階層に進みます。 | 255 |
ユーザへの公開情報 | × | ユーザに公開する情報を入力します。承認階層がどのような階層かを入力することで承認処理を行うユーザが分かりやすくなります。 | 内部の関係者が承認することで次の承認階層に進みます。 | 1000 |
8.設定をしたら[保存]ボタンをクリックします。
9.承認階層の情報が更新されます。
10.次に承認者を追加します。[承認者を追加]ボタンをクリックします。
11.承認者の設定画面が表示されるので、設定をします。
設定項目について以下に示します。
設定 | 必須 | 説明 | 例 | 文字数 |
---|---|---|---|---|
承認者 | 〇 | それぞれの値について以下で説明します。 作成者:作成者が承認者になります。 作成者のマネージャ:レコードの作成ユーザに設定されているマネージャが承認者になります。※1 申請者:承認依頼をしたユーザが承認者になります。 申請者のマネージャ:承認依頼を行ったユーザに設定されているマネージャーが承認者になります。※1 | ユーザ | - |
表示名称 | 〇 | 設定の設定名を入力します。承認階層毎の設定名として表示されるため分かりやすい名前を付けます。 | 情報セキュリティ担当 | 40 |
オプション承認者 | × | チェックをすると、承認者で指定した方法で承認者が決まらなかった場合、または無効なユーザだった場合でも承認処理が進みます。 例えば、承認方法が「申請者のマネージャ」の場合に申請者にマネージャが設定されている場合は通常通りマネージャの承認が処理され、設定されていない場合はスキップされます。 | チェックなし | - |
代理承認を許可する | × | 代理承認者がユーザに設定されている場合、代理承認者が承認することを許可します。 | チェックあり | - |
※1:マネージャの承認方法については、「承認者の決定方法の種類」の「レコードの所有者から決定(N)」を参照してください。
※2:承認依頼時の承認者の選択方法については、マニュアル「オペレーションズガイド 承認依頼時に承認者を設定する」を参照してください。
※3:承認者キーについては、「期間による承認者の切り替え」を参照してください。
※4:承認者グループについては、「承認者グループを作成する」を参照してください。
12.設定が完了したら、[保存]ボタンをクリックします。
13.承認者設定をした設定が表示されます。
14.設定が完了したら[保存]ボタンをクリックします。
15.本設定を実際のLMISフローで使用する方法については、「承認者の決定方法の種類」を参照してください。
これで、承認設定を作成する手順は完了です。
承認設定を編集する
承認設定を編集する方法を記載します。
1.承認設定画面を開きます。操作方法については、「承認設定を作成する」を参照してください。
2.表のメニューアイコン[▼]をクリックして[編集]をクリックします。または、「承認設定名」列の名前をクリックします。
3.承認設定画面が開きます。入力内容の変更等を行います。
4.承認階層情報を変更したい場合は、承認階層名をクリックします。または「鉛筆」アイコンをクリックします。
5.承認者を変更したい場合は、承認者名をクリックします。または「鉛筆」アイコンをクリックします。
6.変更が完了したら、[保存]ボタンをクリックします。
これで、承認設定を編集する手順は完了です。
承認設定を削除する
承認設定を削除する方法を記載します。
1.承認設定画面を開きます。操作方法については、「承認設定を作成する」を参照してください。
2.表のメニューアイコン[▼]をクリックして[削除]をクリックします。
3.確認メッセージが表示されます。[削除]ボタンをクリックします。
これで、承認設定を削除する手順は完了です。
承認設定用の承認依頼ボタンを表示する
標準のLMISのレイアウトには既存のLMISフロー用に提供される[承認依頼]ボタンが表示されています。既存のLMISフロー用の[承認依頼]ボタンでは本承認設定を使っての承認依頼を行う事ができずエラーが表示されます。
承認設定を使用した承認依頼の方法については、「承認者の決定方法の種類」を参照してください。
承認設定用の[承認依頼]ボタンの表示方法を説明します。
1.ボタンを表示させたいページレイアウトの編集画面を表示させます。
表示方法やページレイアウトの編集方法については、「ページレイアウトを編集する」を参照してください。
2.以下の表を参考にページレイアウトの編集画面のメニューより承認設定用の[承認依頼]ボタンを探します。
以下に「承認設定用の[承認依頼]ボタン」の詳細を示します。
表示名称 | 名前 |
---|---|
承認依頼 | SMOC__ox_act_approvalReq |
3.これで、承認設定用の承認依頼ボタンを表示する手順は完了です。
リストビューに、承認設定用の一括承認依頼ボタンを表示する
本項では、リストビューに表示されている[承認依頼]ボタンの代わりに、承認設定用の[一括承認依頼]ボタンを表示する方法を説明します。
1.設定画面を表示します。 設定画面を表示する操作については、「コンフィグレーションに使用するメニュー」を参照してください。
2.[オブジェクトマネージャー]をクリックし、対象のオブジェクトを選択します。
例として、[インシデント管理]をクリックします。
3.[リストビューボタンレイアウト]をクリックします。
4.「リストビュー」のメニューから、[編集]をクリックします。
5.ページの下部にある「Lightning Experience でのリストビューアクション」の「選択可能なアクション」から、[一括承認依頼]を選択して[追加]アイコンをクリックします。
6.[上へ]ボタン、または[下へ]ボタンで[一括承認依頼]の表示順序を変更します。
7.「選択済みのアクション」から、[承認依頼]を選択して[削除]アイコンをクリックします。
これで、インシデント管理オブジェクトのリストビューに承認設定用の一括承認依頼ボタンが表示されます。
他のオブジェクトでも作業する場合は、手順2以降の手順を実施してください。
これで、リストビューに承認設定用の一括承認依頼ボタンを表示する手順は終了です。
制限事項
承認設定は5階層まで作成でき、1階層に5承認者までとなります。
参考情報
承認グループの作成方法については、「承認者グループを作成する」を参照してください。
承認設定(Rモード)の詳細については、「承認者の決定方法の種類」を参照してください。