LMISへの自動移送の実行結果の反映に失敗した場合の対処
自動移送の実行結果を LMISに反映する処理に失敗した場合、反映すべきであった情報がCSV ファイルに出力されます。このCSVファイルとデータ登録ユーティリティを使用して、LMISの情報をAutomaticReleaseサーバの実行情報に合わせて修正します。
CSVファイルの概要、対処内容、対処方法について説明します。
<目次>
- 1 CSVファイルの概要
- 2 対処内容
- 3 対処方法
CSVファイルの概要
自動移送の実行結果を LMISに反映する処理に失敗した場合に、以下のCSVファイルが出力されます。
出力先:
/bsp/sap/csvCSVファイル名:
“処理区分値”_”移送管理番号””カウントアップ番号”.csv
CSVファイル名には、処理区分値として、反映処理の失敗のエラー内容を示す文字列が付加されます。処理区分値に出力される文字列と失敗の内容を以下に示します。
処理区分値 | 反映処理の失敗内容 |
---|---|
RGT | ステータス「起票・承認済み」時の処理結果反映に失敗しました。 |
RTR | ステータス「起票・承認済み」または「移送・準備失敗」時のリトライ処理結果反映に失敗しました。 |
HON | ホールドON 指示処理の結果反映に失敗しました。 |
HOF | ホールド解除指示処理の結果反映に失敗しました。 |
SEC | スケジュール日時超過時の結果反映に失敗しました。 |
CMP | [完了]ボタンによる完了指示処理の結果反映に失敗しました。 |
PRT | ステータス「移送・確認待ち」時のリトライ処理結果反映に失敗しました。 |
CNC | 中止処理の結果反映に失敗しました。 |
TEC | 想定処理時間超過時の結果反映に失敗しました。 |
EXC | 移送実行開始処理の結果反映に失敗しました。 |
RST | 移送結果返却処理の結果反映に失敗しました。 |
CSL | 実行結果ログの反映に失敗しました。 |
たとえば、CSVファイルのファイル名が「CSL_ERP-00000018001.csv」の場合、実行結果ログの反映に失敗したことを示します。
対処内容
失敗となったレコードのステータスと、出力されたCSVファイルのファイル名の処理区分値を確認して、LMISに結果を反映する処理を行います。失敗となったレコードのステータスごとに、対処の内容を示します。
レコードのステータス | 対処内容 |
---|---|
起票・承認済み | 処理区分値が「RGT」または「RTR」のCSVファイルを反映します。 |
移送・準備失敗 | 処理区分値が「RTR」のCSVファイルを反映します。 |
移送・実行待ち |
|
起票・承認済み、かつスケジュール日時を超過 | 処理区分値が「SEC」のCSVファイルを反映します。 |
移送・実行待ち、かつスケジュール日時を超過 | 処理区分値が「SEC」のCSVファイルを反映します。 |
移送・確認待ち |
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移送・実行待ち |
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移送・実行中 |
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完了・- |
|
対処方法
CSVファイルを反映するには、AutomaticReleaseサーバで、以下のコマンドを実行します。
# cd /bsp/sap/lmisoc_utility # sh dataEntry.sh config/config-connection.xml config/登録設定XMLファイル名 ../csv/登録対象のCSVファイル file-encoding=UTF-8 |
登録設定XMLファイル名には、登録するCSVファイルの処理区分値に応じて、以下を指定します。
処理区分値 | 登録設定XMLファイル名 |
---|---|
RGT | config-entry-SAP.xml |
RTR | config-entry-SAP.xml |
HON | config-entry-SAP.xml |
HOF | config-entry-SAP.xml |
SEC | config-entry-SAP.xml |
CMP | config-entry-SAP.xml |
PRT | config-entry-SAP.xml |
CNC | config-entry-SAP.xml |
TEC | config-entry-SAP.xml |
EXC | config-entry-SAP_result.xml |
RST | config-entry-SAP_result.xml |
CSL | config-entry-SAP_console.xml |