Sandbox環境でセルフサービスポータル(SSP)を利用する
セルフサービスポータルを導入済みの本番環境からSandbox環境を作成すると、構築済みのセルフサービスポータル(SSP)も引き継がれます。
しかし、設定ファイル、承認設定、セルフサービスポータルのユーザ情報、フォーム設定は引き継がれません。
一部の設定ファイルはセルフサービスポータルの利用に必須となるため、本作業を実施してください。
<目次>
設定ファイルの登録
下記の設定ファイルを登録します。
設定ファイルを登録するには、Classicに切り替えて作業を行う必要があります。本番環境に登録されている各設定ファイルをダウンロードし、Sandbox環境に登録してください。
Classicへの切り替え手順は、「コンフィグレーションガイド コンフィグレーションに使用するメニュー」の「LightningからClassicに切り替える」を参照してください。
設定ファイルの登録方法は、「コンフィグレーションガイド(Classic) 設定ファイルを登録する」を参照してください。
※ がついている設定ファイルは、必須で設定いただく必要がございます。
ドキュメント名 | ドキュメントの一意の名前 | フォルダ | 説明 |
---|---|---|---|
LMISロゴ ※ | ox_doc_logo | LMIS ドキュメント | LMIS のロゴ画像が登録されています。 任意の画像ファイルに置き換え可能です。 |
ox_doc_logo_ssp ※ | ox_doc_logo_ssp | LMIS ドキュメント | セルフサービスポータルのロゴ画像が登録されています。 任意の画像ファイルに置き換え可能です。 |
LMIS_PortalActivation ※ | LMIS_PortalActivation | LMIS ドキュメント | セルフサービスポータルのライセンスファイルです。 |
LMIS_PortalSetting | LMIS_PortalSetting | LMIS ドキュメント | 「セルフサービスポータル設定ファイル(LMIS_PortalSetting)」を参照してください。 |
LMIS_PortalLinkSetting | LMIS_PortalLinkSetting | LMIS ドキュメント | 「外部サービスのリンク表示用の設定ファイル(LMIS_PortalLinkSetting)」を参照してください。 |
LMIS_PortalApprovalSetting | 任意の値 | LMIS セルフサービスポータル | インシデント管理(お問い合わせ)の承認設定です。 当ドキュメントが本番環境に存在する場合は、同じファイルをSandbox環境へ登録ください。 |
LMIS_PortalApprovalSetting_request | 任意の値 | LMIS セルフサービスポータル | サービス要求管理(申請)の承認設定です。 当ドキュメントが本番環境に存在する場合は、同じファイルをSandbox環境へ登録ください。 |
LMIS_PortalApprovalSetting_change | 任意の値 | LMIS セルフサービスポータル | 変更管理(変更要求)の承認設定です。 当ドキュメントが本番環境に存在する場合は、同じファイルをSandbox環境へ登録ください。 |
セルフサービスポータルユーザの移行方法(データローダを利用)
本番環境の「取引先」「取引先責任者」オブジェクトの情報を、データローダを用いてエクスポートし、Sandbox環境にインポートします。
1. 本番環境の取引先のデータをエクスポート
データローダの「Export」で「取引先(Account)」を選択し、下記画像の枠内からエクスポートしたい項目を選択して「Finish」を押下します。
「NAME」項目は必須項目となります。その他の項目は必要に応じてご選択ください。
2. 本番環境の取引先責任者のデータをエクスポート
「1. 本番環境の取引先のデータをエクスポート」と同様に、「取引先責任者(Contact)」のデータをエクスポートします。
「LASTNAME」「FIRSTNAME」「AccountId」「Email」「SMOC__ox_htxt_password__c」項目を含めてください。
3. Sandbox環境に取引先のデータをインポート
「1. 本番環境の取引先のデータをエクスポート」でエクスポートしたCSVファイルを、データローダを用いてSandbox環境へインポートします。
4. Sandbox環境に取引先責任者のデータをインポート
「2. 本番環境の取引先責任者のデータをエクスポート」でエクスポートしたCSVファイルの、「AccountId」列に取引先のIDを入力し、データローダを用いてSandbox環境へインポートします。
取引先のIDはデータローダや、取引先レコードのページのURLから確認できます。(下記画像の枠に該当する場所に記載されております)
インポート後、必要に応じて「上司(ReportsToId)」項目についてもご入力ください。
データローダを用いたセルフサービスポータルユーザの一括登録については、「セルフサービスポータルのユーザを一括登録する」をご参照ください。
また、データローダのインストールについては「データローダをインストールする」をご参照ください。
フォームの移行方法(データローダを利用)
本番環境の「レイアウト定義」オブジェクトの情報を、データローダを用いてエクスポートし、Sandbox環境にインポートします。
1. 本番環境のレイアウト定義のデータをエクスポート
データローダの「Export」で「レイアウト定義(SMOC__ox_obj_layout__c)」を選択し、下記画像の枠の中に以下のSOQL文を入力し、「Finish」を押下します。
<SOQL文>
SELECT ID, OWNERID, NAME, SMOC__OX_SEL_CATEGORY__C, SMOC__OX_TXT_KEY__C, SMOC__OX_TXT_OBJECT__C,SMOC__OX_RTX_GUIDE__C, SMOC__OX_LTX_LAYOUTSETTING01__C,SMOC__OX_LTX_LAYOUTSETTING02__C,SMOC__OX_LTX_LAYOUTSETTING03__C,SMOC__OX_LTX_LAYOUTSETTING04__C,SMOC__OX_LTX_LAYOUTSETTING05__C,SMOC__OX_LTX_LAYOUTSETTING06__C,SMOC__OX_LTX_LAYOUTSETTING07__C,SMOC__OX_LTX_LAYOUTSETTING08__C,SMOC__OX_LTX_LAYOUTSETTING09__C,SMOC__OX_LTX_LAYOUTSETTING10__C FROM SMOC__ox_obj_layout__c
2. 抽出したCSVファイルの加工
(1) 「SMOC__OX_SEL_CATEGORY__C」の値がSSPとなっている行のみを残します。
(2) 「SMOC__OX_TXT_OBJECT__C」 がオブジェクト名(API参照名)、「SMOC__OX_SEL_CATEGORY__C」 がフォーム名の名称に一致します。移行したいフォーム以外の行を削除してください。
(3) 変更後のCSVファイルを別名で保存します。
3. Sandbox環境への登録
「2. 抽出したCSVファイルの加工」で加工したCSVファイルを、下記の手順でデータローダを用いてSandbox環境へ登録します。
(1) データローダの「Insert」で「レイアウト定義(SMOC__ox_obj_layout__c)」を選択します。
(2) 「Step3: Mapping」では、[Create or Edit a Map] をクリックすると表示されるウィンドウ「Mapping Dialog」にて [Auto-Match Fields to Columns] をクリックすることで、マッピング設定が自動的に実施されます。
Sandbox環境のセルフサービスポータルのURL
Sandbox環境のセルフサービスポータルは、本番環境のものとURLが異なります。
Sandbox環境のセルフサービスポータルのURL形式
https://[私のドメイン名]--[Sandbox名].sandbox.my.salesforce-sites.com/
セルフサービスポータルへのアクセス手順
Sandbox環境にシステム管理者でログインします。
[設定]のクイック検索から、[サイト]と入力して選択します。
[Sites]欄にある「サイトの URL」がセルフサービスポータルのURLとなります。