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ここでは、構成情報連携の設定変更方法について説明します。

<目次>

注意事項


  • 構成情報連携の設定変更を実施する場合は、構成情報連携を停止した状態で実施してください。

設定方法


構成情報連携導入ディレクトリを「ASSET_ROOT」として記載します。

本作業は、構成情報連携が動作中でも実施することも可能ですが、可能な限り構成情報連携を停止した状態で実施してください。

  1. ASSET_ROOT/config」ディレクトリに移動します。

  2. [system.ini]ファイルをテキストエディタで開きます。

  3. 設定を編集して、ファイルを保存します。設定する内容については、「設定内容」を参照してください。

設定内容


構成情報連携に設定する項目を、以下に示します。

パラメータ

説明

編集

初期値

userId

LMISにログインするユーザIDを記載します。

設定例:userId=user@user.co.jp

必須

空白

password

LMISにログインする際のパスワードを記載します。

設定例:passrword=password

必須

空白

url

本番環境にログインする場合と、保守環境(Sandbox)にログインする場合で、以下にならって設定を変更します。

設定例:本番環境にログインする場合

url=https://login.salesforce.com/services/Soap/u/39.0

設定例:保守環境(Sandbox)にログインする場合

url=https://test.salesforce.com/services/Soap/u/39.0

https://login.salesforce.com/services/Soap/u/39.0

useProxy

プロキシの使用有無を指定します。

不可

0(使用しない)

proxyhost

プロキシを使用する場合、経由するプロキシのホスト名、またはIPアドレス(IPv4形式)を指定します。

不可

空白

proxyport

プロキシを使用する場合、経由するプロキシのポート番号を記載します。

不可

空白

proxyuser

使用するプロキシに認証が必要な場合、プロキシのユーザを指定します。

不可

空白

proxypassword

使用するプロキシに認証が必要な場合、プロキシのユーザパスワードを指定します。

不可

空白

proxydomain

使用するプロキシにドメイン認証が必要な場合、プロキシのユーザドメイン名を指定します。

不可

空白

connectionRetry

接続リトライ回数を指定します。(最大5回)
設定例:connectionRetry=2

0(リトライしない)

connectionTimeout

接続タイムアウトを秒数で指定します。0はタイムアウトなし。最大値は600秒(10分)

設定例:connectionTimeout=240

180(3分)

syncInterval

同期監視間隔を秒数で指定します。最大値は86400秒(24時間)
設定例:syncInterval=60

本設定については、「構成情報連携の設定変更#syncIntervalパラメータの決定」を参照してください。

3600(1時間)

syncTimeout

同期処理タイムアウトを秒数で指定します。0はタイムアウトなし。最大値は86400秒(24時間)

不可

0(タイムアウトなし)

toolInfo

LMISと連携するツールの名称を指定します。

不可

kompira

encode

入出力ファイルの文字コードを指定します。

不可

UTF-8

extractTimeout

抽出処理タイムアウトを秒数で指定します。0はタイムアウトなし。最大値は36000秒(10時間)

不可

0(タイムアウトなし)

extractRetry

抽出処理リトライ回数を指定します。(最大5回)
設定例:extractRetry=2

0(リトライしない)

registTimeout

連携処理タイムアウトを秒数で指定します。0はタイムアウトなし。最大値は36000秒(10時間)
設定例:registTimeout=7200

0(タイムアウトなし)

registRetry

連携処理リトライ回数を指定します。(最大5回)
設定例:registRetry=2

0(リトライしない)

useDelete

連携処理削除有無を指定します。

不可

1(関連付けを削除する)

batchSize

レコードの作成、更新を一括で行う単位(バッチサイズ)を指定します。(最大200)
設定例:batchSize=100

不可

100

syncIntervalパラメータの決定


構成情報連携は、起動後からsyncIntervalパラメータの間隔でLMISの同期計画を確認します。

syncIntervalパラメータの値は、以下を考慮して決定してください。

  • syncIntervalに指定した時間毎に、同期計画をAPI経由で確認します。※1回の確認に、APIを2回使用します。
    例えば、syncIntervalが60(1分)の場合、同期計画の確認に消費する1日あたりのAPI実行回数は以下のようになります。

    2(1回の確認に使用する回数) × 60(分) × 24(時間) =  2,880(回)

  • syncIntervalに指定した時間が大きいほど、構成情報の同期設定に指定した開始時間から遅延が発生しやすくなります。


    構成情報連携と構成情報の同期設定が以下の条件で利用されているとします。

    • syncIntervalが3600(1時間)

    • 構成情報の同期設定に、以下が設定されている

      • 構成情報の同期設定A:1日毎に実施し、開始時間は23:00

      • 構成情報の同期設定B:1日毎に実施し、開始時間は23:10

      • 構成情報の同期設定C:1日毎に実施し、開始時間は23:20


    ここで構成情報連携を起動した場合、構成情報連携を起動した時間と、同期計画の確認結果は以下の様になります。

    1. 構成情報連携を22:15に起動します。
      この時、起動直後に同期計画を確認しますが、該当する計画(開始時間を過ぎた計画)はありません。

    2. 3600秒(1時間)後の23:15に同期計画を確認します。
      この時、「構成情報の同期設定A」、「構成情報の同期設定B」は開始時間を過ぎていますので、それぞれの同期を開始します。
      「構成情報の同期設定A」は、計画した開始時間が23:00、同期が開始される時間が23:15なので、15分開始が遅延したことになります。
      「構成情報の同期設定B」は、計画した開始時間が23:10、同期が開始される時間が23:15なので、5分開始が遅延したことになります。

    3. さらに3600秒(1時間)後の、翌日の00:15に同期計画を確認します。
      この時、「構成情報の同期設定C」は開始時間を過ぎていますので、同期を開始します。
      「構成情報の同期設定C」は、計画した開始時間が23:20、同期が開始される時間が翌日の00:15なので、55分開始が遅延したことになります。

    計画した同期の開始時間と、実際の同期の開始時間は以下のイメージとなります。

参考情報


  • 一般に、syncIntervalは、60 ~ 300 (1分から5分)程度の値での使用を推奨します。

  • 複数の同期設定を使用する際に、収集内容に重複が発生する場合は、同期が同時に実施されないようにしてください。
    収集内容が重複した状態で同期が同時に実施された場合、新規に収集した情報が2重登録される可能性があります。

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