コンポーネント別移行方法

コンフィグレーションの移行方法および、それぞれの移行方法を採用した際の、コンポーネントの移行可否を説明します。

＜目次＞

移行方法

コンフィグレーションの移行方法には、主に以下の方法があります。

エディタ(コンフィグレーションエディタ)
コンフィグレーションエディタを使用した移行方法です。
変更セット
Salesforceの変更セット機能を使用した移行方法です。
データローダ
Salesforceのデータローダを使用した移行方法です。

移行方法の特徴

それぞれの移行方法の特徴を以下に示します。

移行方法	移行機能					主な制限事項
移行方法	定義	レコード	拡張機能	内容の指定	他組織	主な制限事項
エディタ	○	×	○	△^※	○	内部的にAPIを使用しています。 ※移行する内容を細かく設定することができません。
変更セット	○	×	×	○	△^※	拡張機能が移行できません。 ※本番環境から作成したSandbox組織から、本番環境への移行のみをサポートします。
データローダ	×	○	△^※	○	○	定義情報が移行できません。内部的にAPIを使用しています。 ※拡張機能の関連付けを手動で解決する必要があります。

各移行方法による移行内容の詳細

各移行方法を採用した際の、移行可否、および移行内容の詳細を以下に示します。

大分類	小分類	エディタ	変更セット	データローダ	補足事項
ユーザの管理	ユーザ			○
	ロール	○		○
	公開グループ	△^※		○	※メンバは移行されません。
	キュー	△^※		○	※メンバは移行されません。
プロファイル	システム管理者権限	○	○
	一般権限	○	○
	パスワードポリシー		○
	セッションの設定		○
	有効なApexクラス		○
	有効なVisualforceページ		○
	アプリケーションの設定	○	○
	タブの設定	○	○
	オブジェクト権限	○	○
	項目レベルセキュリティ	○	○
	レコードタイプ	○	○
	ページレイアウトの割り当て	○	○
セキュリティのコントロール	共有設定	○	○
	項目アクセス許可	○	○
	パスワードポリシー				手動設定します。
	セッションの設定				手動設定します。
組織プロファイル					手動設定します。
ドメイン管理	私のドメイン				手動設定します。
コミュニケーションテンプレート	Classic メールテンプレート	○	○
トランスレーションワークベンチ	オブジェクトに関する翻訳	○	○
トランスレーションワークベンチ	それ以外の翻訳	○	○
メール管理	組織のメールアドレス				手動設定します。
タブ名と表示ラベル	タブと表示ラベルの名称変更	○	○
ホーム	ホームページのコンポーネント		○
	ホームページのレイアウト		○
	カスタムリンク		○
	Lightningページ		○
ユーザ	カスタムリンク		○
Salesforce Files	アセットファイル	○	○
活動	公開 & リソースカレンダー				手動設定します。
標準オブジェクト	項目	○	○
	ページレイアウト	○	○
	入力規則	○	○
	項目セット	○	○
	レコードタイプ	○	○
	検索レイアウト	○
	ビュー	○	○
	アクションの上書き	○
	Lightningページ	○	○
カスタムオブジェクト	項目	○	○
	ページレイアウト	○	○
	入力規則	○	○
	項目セット	○	○
	レコードタイプ	○	○
	検索レイアウト	○
	ビュー	○	○
	アクションの上書き	○
	Lightningページ	○	○
アプリケーション	Classicアプリケーション	○	○
アプリケーション	Lightningアプリケーション	○	○
ワークフロールール	ワークフロールール	○	○
	項目自動更新	○	○
	メールアラート	○	○
	拡張ワークフロールール	○
	拡張ワークフローアクション	○
開発	サイト	○
	カスタムメタデータ	○	○
	メールサービス				手動設定します。
ドキュメント		○	○
レポート	レポート	○	○
レポート	レポートの配信				手動設定します。
ダッシュボード	ダッシュボード	○	○
ダッシュボード	ダッシュボードの更新				手動設定します。
選択リスト値セット		○	○
タブ		○	○
SSP	承認者設定	○	○
SSP	フォーム設定			○