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ここでは、構成情報連携の導入方法を説明します。

導入するOSごとに操作方法が異なりますので、目的のOSの操作方法を参照して作業を実施してください。

本操作は、管理者権限を持つユーザで実施してください。

導入で使用するインストールファイルは、インストールCDに含まれるものを使用してください。

<目次>

導入方法(Windowsの場合)


例として、Windows Server 2016での導入手順を以下に示します。

1.コマンドプロンプト(管理者として実行)を起動します。

2.Python3.9をインストールします。

Pythonの導入状況やどのバージョンが導入済みであるか不明な場合には、コマンドプロンプトで、以下のコマンドを入力してバージョンを確認してください。

python --version

Pythonが既に導入されている場合、以下のような形式でバージョンが出力されます。

Python 3.9.13

X.X.Xの形式でバージョン番号が出力されます。

3.9.13はインストールされているが、表示されるバージョンが異なる場合、環境変数PATHにPyhon 3.9のパスを追加するか、手順11にて[common.bat]ファイルにPython 3.9のパスを指定してください。

表示されたバージョンが「3.9.13」の場合は、手順7に進んでください。
それ以外の場合は、手順3に進んでください。

3.python-3.9.13-amd64.exeを実行します。

4.[Add Python 3.9 to PATH]をチェックします。

環境変数PATHにPython 3.9を追加できない場合は、手順11にて[common.bat]ファイルにPython 3.9のパスを指定してください。

5.[Install Now]をクリックします。

6.インストールが完了したら、[Close]をクリックします。

7.Javaをインストールします。[ServerJRE.zip]を任意のフォルダに解凍します。
この例では、[C:/work]に解凍します。[C:/work/java]フォルダが作成されます。

8.[AssetManager.zip]を任意のディレクトリに解凍します。
この例では、[C:/work]に解凍します。[C:/work/AssetManager]ディレクトリが作成されます。

9.手順8で解凍したディレクトリの[common.bat]ファイルをメモ帳等のテキストエディタで開きます。
この例では、[C:/work/AssetManager/common.bat]を開きます。

10.JRE_HOMEに、手順7で解凍したディレクトリを指定します。
この例では、以下のように指定します。

SET JRE_HOME=C:/work/java

11.必要に応じて、PYTHON_PATHにPython 3.9のインストールディレクトリを指定します。
この例では、以下のように指定します。

SET PYTHON_PATH=C:/Users/Administrator/AppData/Local/Programs/Python/Python39

手順2にて、Python 3.9.13が表示される場合は本手順は不要です。

12.ファイルを上書き保存します。

13.コマンドプロンプトで、以下のコマンドを続けて入力します。

cd /d C:/work/AssetManager/tool/kompira/kc-lmis
pip install --no-index --find-links=./pip_package/windows -r requirements.txt

14.手順8で解凍したディレクトリにを表示します。
この例では、[C:/work/AssetManager]を表示します。

15.[register.bat]を右クリックして、右クリックメニューから[管理者として実行]を選択し、実行します。

16.[管理ツール]-[サービス]に、[LMIS AssetManager]が登録されていることを確認します。


17.サーバを再起動すると、構成情報連携が自動起動されます。

これで、Windowsでの構成情報連携の導入は完了です。

導入方法(Linuxの場合)


例として、Redhat Enterprise Linux 8.6での導入手順を以下に示します。

1.Javaをインストールします。[ServerJRE.zip]を任意のディレクトリに解凍します。
この例では、[/usr/work]に解凍します。[/usr/work/java]ディレクトリが作成されます。

2.[/usr/work/java] ディレクトリ以下に読み取り・書き込み・実行権限を付与します。

3.[AssetManager.zip]を任意のディレクトリに解凍します。
この例では、[/usr/work]に解凍します。[/usr/work/AssetManager]ディレクトリが作成されます。

4.[/usr/work/AssetManager] ディレクトリ以下に読み取り・書き込み・実行権限を付与します。

5.手順3で解凍したディレクトリの[common.sh]ファイルを、viやgedit等のテキストエディタで開きます。
この例では、[/usr/work/AssetManager/common.sh]を開きます。

6.JRE_HOMEに、手順1で解凍したディレクトリを指定します。
この例では、以下のように指定します。

export JRE_HOME=/usr/work/java

7.ファイルを上書き保存します。

8.端末を起動して、以下のコマンドを続けて入力します。

cd /usr/work/AssetManager/tool/kompira/kc-lmis
sudo dnf install ./repo/rhel8/*.rpm
sudo pip3.9 install --no-index --find-links=./pip_package/rhel8 -r requirements.txt

9.手順3で解凍したディレクトリを表示します。
この例では、[/usr/work/AssetManager]を表示します。

10.「initrun」について、以下の箇所を編集します。

set LMISoc_USER=@user(サービスとして実行するユーザを指定します)

指定例を以下に示します。

例: set LMISoc_USER=lmisocuser

set LMISoc_ROOT=@root(ディレクトリのフルパスを指定します)

指定例を以下に示します。

例: set LMISoc_ROOT=/usr/work/AssetManager

11.以下のコマンドを入力します。

csh ./register.csh

以降、サーバを再起動すると、構成情報連携が自動起動されます。

これで、Linuxでの構成情報連携の導入は完了です。

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