この手順書では、LMIS を V2.10.1.00 にバージョンアップする際に必要な手順を説明しています。
以下の手順を実施することで、V2.10.1.00の次バージョン以降で予定されている、「自動バージョンアップ」に必要な権限セットを割り当てることができます。
No | 手順の内容 | 実施のタイミング | 必須 |
---|---|---|---|
1 | ユーザ編集による割り当て | LMIS を導入した後 | No1,2,3のいずれか必須 |
2 | 権限セットによる割り当て | LMIS を導入した後 | No1,2,3のいずれか必須 |
3 | データローダによる割り当て | LMIS を導入した後 | No1,2,3のいずれか必須 |
[注意]
本手順書の作業は、必ず「システム管理者」のプロファイルを持つユーザで行ってください。
利用中でもバージョンアップは実施できますが、お客様の設定状態によってはワークフローやフローが誤動作する可能性があります。原則として利用者のいない状況でのバージョンアップを推奨します。
権限セットの割り当て作業は、LMISライセンスユーザ(「Salesforce」、「Salesforce Platform」ライセンスが割当たっているユーザ)に行います。
<目次>
ユーザ編集による割り当て
以下に、設定の手順を説明します。
LMISを利用するユーザに対して作業を行います。
システム管理者でログインします。
画面右上の歯車マークをクリックし、設定画面を開きます。
[オブジェクトマネージャ]を選択し、[クイック検索]に「ユーザ」と入力し、ユーザオブジェクトを選択します。
[ユーザページレイアウト]を選択し、システム管理者に割り当てられているページレイアウトを選択します(本手順では[User Layout]を選択します)。
[LMIS権限セット自動割り当て]項目を配置し、保存します。
割り当てをするユーザの編集画面を開き、[LMIS権限セット自動割り当て]項目を「ON」に設定して保存します。
権限セットにユーザが割り当てられたかどうかを確認します。「権限セットによる割り当て」の手順1~5を実施し、LMIS権限セット画面を開きます。
[割り当てられたユーザ]欄に、割り当てがされたユーザが表示されていることを確認します。
権限セットへの割り当て処理が行われた後、ユーザの[LMIS権限セット自動割り当て]項目は「OFF」に戻ります。この処理には時間がかかることがあります。
ユーザライセンスが対応していないユーザ(Chatter Freeライセンスなどのユーザ)は、権限セットの割り当ては不要です。本作業によって権限の割り当てを実施しても、「LMIS権限セット自動割り当て」項目が「ON」のまま処理が行われません。
無効なユーザは、本作業によって権限の割り当てを実施しても、「LMIS権限セット自動割り当て」項目が「ON」のまま処理が行われません。「有効」項目にチェックを行って、権限の割り当てを実施してください。
他のLMIS利用ユーザに対しても、同様の作業を行います。
新しくユーザを作成した場合は、そのユーザにも割り当て作業を実施します。
以上で、ユーザ編集による割り当ては完了です。
権限セットによる割り当て
以下に、設定の手順を説明します。
1.システム管理者でログインします。
2.画面右上の歯車マークをクリックし、設定画面を開きます。
3.[クイック検索]に「権限セット」と入力し、権限セット画面を開きます。
4.[LMIS]をクリックし、LMIS権限セットを開きます。
5.[割り当ての管理]をクリックします。
6.[割り当てを追加]をクリックします。
7.割り当てるユーザにチェックを入れ、[割り当て]をクリックします。
[次へ]ボタンが表示されている場合は[次へ]ボタンをクリックし、遷移した先の画面で[有効期限なし]を選択した上で[割り当て]ボタンをクリックします。
8.割り当てが成功したことを確認し、[完了]をクリックします。
既に割り当てられているユーザや、ユーザライセンスが対応していないユーザ(「Chatter Free」ライセンスなどのユーザ)、無効ユーザを選択した場合、エラーが表示され割り当て処理ができない場合があります。再度適切なユーザを選択し、権限セットへの割り当てを行います。
以上で、権限セットによる割り当ては完了です。
データローダによる割り当て
以下に、設定の手順を説明します。
1.データローダを起動します。データローダの詳細については、オンラインマニュアル「Salesforce データローダガイド」を参照してください。
2.[Export]をクリックし、作業を行う環境にログイン後、[Next]をクリックします。
3.[ユーザ]を選択し、csvファイルの保存先を選択した後、[Next]をクリックします(ファイル名は「○○.csv」とします)。
※以降、確認メッセージが出た場合はすべて[はい]をクリックします。
4.下部クエリ欄に「Select Id, Name, SMOC__ox_sel_assignPermission__c FROM User」と入力し、[Finish]をクリックします。
5.指定した保存先にcsvファイルが作成されるので、作成されたcsvファイルを開き、割り当てをするLMIS利用ユーザの[SMOC__ox_sel_assignPermission__c]項目列を「ON」に書き換え、上書き保存します。
割り当てをしないユーザの行は削除します。
6.再びデータローダを起動し、[Update]をクリックし、作業を行う環境にログインします。
7.[ユーザ]を選択し、先ほど作成したcsvファイルを選択して、[Next]をクリックします。
8.[Create or Edit a Map]をクリックします。
9.表示されたウィンドウ上で[Auto-MatchFields to Columns]をクリックし、[OK]をクリックしてウィンドウを閉じます。その後[Next]をクリックします。
10.ログファイルの保存箇所を選択後、[Finish]をクリックします。
11.権限セットにユーザが割り当てられたかどうかを確認します。「権限セットによる割り当て」の手順1~5を実施し、LMIS権限セット画面を開きます。
12.[現在の割り当て]欄に、割り当てがされたユーザが表示されていることを確認します。
権限セットへの割り当て処理が行われた後、ユーザの[LMIS権限セット自動割り当て]項目は「OFF」に戻ります。この処理には時間がかかることがあります。
ユーザライセンスが対応していないユーザ(Chatter Freeライセンスなどのユーザ)は、権限セットの割り当ては不要です。本作業によって権限の割り当てを実施しても、「LMIS権限セット自動割り当て」項目が「ON」のまま処理が行われません。データローダ更新中にエラーとなるライセンスもあるため、必要なライセンス(「Salesforce」、「Salesforce Platform」ライセンス)以外の更新はしないでください。
無効なユーザは、本作業によって権限の割り当てを実施しても、「LMIS権限セット自動割り当て」項目が「ON」のまま処理が行われません。「有効」項目にチェックを行って、権限の割り当てを実施してください。
以上で、データローダによる割り当ては完了です。