「カスタム項目に利用できる空のデータ列がありません」エラーへの対処
LMISのバージョンアップを実施した時に「カスタム項目に利用できる空のデータ列がありません」といった内容が記載されたエラーメールが届き、バージョンアップに失敗する場合がございます。
エラーが発生した時の原因と対応について説明します。
<目次>
エラー内容と発生原因
エラー内容
「カスタム項目に利用できる空のデータ列がありません」
LMISのバージョンアップに失敗した場合、バージョンアップを実施したシステム管理者ユーザのメールアドレス宛に、エラー内容が記載されたメールが通知されます。
詳細については、「リリースノート アップグレードの結果確認」をご確認ください。
発生原因
対象オブジェクトに対して項目を作成できる十分な領域が確保されていない場合に発生します。
領域の解放は即時実施されるわけではなく、サーバーリソースの使用率の低い時間帯に不定期に実行される処理 (物理削除) にて行われるまでは、削除済みデータとして内部的に残留し続けます。
この状態では事前定義されている領域に空きがない状況となるため、エラーとなる可能性がございます。
対応策
物理削除はシステムにて自動で実施されますが、実施タイミングは不定期となっております。
そのため、確実に物理削除を実行させるために、弊社からSalesforce社に領域解放処理の実施を依頼いたします。
依頼するにあたり、以下の【確認事項】に記載のお客様情報が必要となります。ご確認の上、サポートセンターへ問い合わせ時に共有ください。
【確認事項】
・ 対象組織の組織ID
・ 対象組織のシステム管理者様のユーザー名
・ エラーメッセージに記載されている対象オブジェクトのAPI参照名
組織IDの確認方法については「よくある質問 salesforce.com組織IDの確認方法」をご確認ください。
エラーメッセージにはオブジェクト名ではなく、オブジェクトのAPI参照名が記載されている場合がございます。
ご不明な場合は、エラーメッセージ全体をお送りいただきますようお願いいたします。
注意事項
Salesforce社に領域解放処理を依頼する場合、完了までに数日お時間いただく可能性がございます。予めご了承ください。
参考情報
詳細については、Salesforceヘルプ「カスタム項目の作成時に「カスタム項目に利用できる空のデータ列がありません」または「ページにアクセスできません」エラーが発生します。」を参照してください。