事前同期と本番同期
LMIS/Automatic CI Collectorを使用するにあたって、利用を開始する前に、「事前同期」と「本番同期」の考え方について説明します。
<目次>
事前同期
LMIS/Automatic CI Collectorを使用することで、実環境の構成情報がLMISに即座に同期されることになりますが、
これは、必ずしも予測された結果になるとは限りません。
このことから、利用の開始には細心の注意と準備が必要となります。
本マニュアルでは、「事前同期」と呼ばれる「準備のための同期」を所々で実施することで、実運用に適う
設定や計画を行う方法について説明しています。
事前同期のメリット
本番同期をすぐに実施せず、事前同期を実施するメリットは以下の通りです。
予期しない構成情報の同期(あるいは、その同期における他への悪影響)を未然に防ぐことができます。
予測が難しい初回同期にかかる実行時間、リソースを、以降の同期で節約することができます。
以下のような、各種リソースの使用量のおおよその見積もりを実施できます。
構成情報連携で登録されるレコードの総数
構成情報連携にかかるAPI実行回数
本番同期
本来の目的を達成するために実施する同期処理を、本マニュアルでは「本番同期」と呼びます。
事前同期の結果から、本来の目的を遂行する計画、および運用に問題がないことを確認し、本番同期を開始します。
参考情報
組織のAPI実行回数については、「組織のAPI実行回数の確認」を参照してください。