組織のAPI実行回数の確認

ここでは、LMIS/Automatic CI Collectorで使用するAPI実行回数について説明します。
また、組織のAPI実行回数の確認方法も併せて説明します。

<目次>

LMIS/Automatic CI CollectorのAPI実行回数


構成情報連携のsyncIntervalパラメータで使用されるAPI実行回数

syncIntervalに指定した時間毎に、同期計画をAPI経由で確認します。※1回の確認に、APIを2回使用します。
例えば、syncIntervalが60(1分)の場合、同期計画の確認に消費する1日あたりのAPI実行回数は以下のようになります。

2(1回の確認に使用する回数) × 60(分) × 24(時間) =  2,880(回)


構成情報連携のsyncIntervalパラメータについては、「構成情報連携の設定変更」を参照してください。

構成情報の同期に使用されるAPI実行回数

構成情報の同期に使用されるAPI実行回数は、以下の通りです。

  • 既存のレコードその他情報の参照:30

  • ハードウェアの登録、更新(更新の検知:なし):総件数 / batchSizeパラメータ 当たり、2回

  • ハードウェアの登録、更新(更新の検知:あり):総件数 / batchSizeパラメータ 当たり、4回

  • ソフトウェアの登録、更新:総件数 / batchSizeパラメータ 当たり、2回

  • ハードウェアとソフトウェアの関連付けの登録、更新:総件数 / batchSizeパラメータ 当たり、2回

  • ハードウェアとソフトウェアの関連付けの削除:総件数 / batchSizeパラメータ 当たり、1回

例えば、ある1件のハードウェアに、100件の新規ソフトウェアがインストールされており、
batchSizeパラメータが初期値(100)の状態で、すべて同期する場合は以下の通りとなります。

  • 既存のレコードその他情報の参照:30

  • ハードウェアの登録:1件 / 100 × 2回 = 2回

  • ソフトウェアの登録:100件 / 100 × 2回 = 2回

  • ハードウェアとソフトウェアの関連付けの登録:100件 / 100 × 2回 = 2回

  • 合計:36回

組織のAPI実行回数を確認する


組織のAPI実行回数の確認方法について説明します。

  1. [設定]をクリックします。 



  2. 画面左側、タブの下にある[クイック検索] テキストボックスに、[組織情報]を入力します。
    [組織情報]をクリックします。



  3. 組織情報の[API 要求数 (この 24 時間以内)]に、API実行回数の最大値と、現在の利用状況が表示されます。

注意事項


  • 組織のAPI実行回数は、組織規模(ユーザ数、および契約内容)に応じて1日に実行可能な回数が決まっており、組織全体で共有されます。

  • 1日に実行可能なAPI実行回数を超過した場合、APIを使用する操作はすべて失敗するため、実施できなくなります。
    そのため、LMIS(LMIS/Automatic CI Collector)では、主に以下の操作でAPIが使用されることを考慮する必要があります。

    • LMIS/Automatic CI Collectorの同期処理

    • データローダを使用したデータの取得や更新

    • Classicモードでのビューや詳細画面でのボタン操作(承認依頼、承認などの各種ボタン操作)

    • 運用ツール等からのファイル登録と出力

  • 1日に実行可能なAPI実行回数を超過した場合、LMIS/Automatic CI Collectorの同期処理はAPI実行回数超過の時点で処理を中止して異常終了します。
    LMIS/Automatic CI Collectorの同期処理がAPI実行回数を超過して異常終了した場合は、一度構成情報連携を停止させ、十分にAPI実行回数が利用可能になった後にあらためて起動させてください。

  • API実行回数については、Salesforce ヘルプ「システムの概要: API 使用状況」を参照してください。