任意の項目における営業時間計算の設定方法

ここでは、任意の項目に対して営業時間の計算を行う方法について説明します。

<目次>

操作方法


1.ビルドメニューを表示します。 ビルドメニューを表示する操作については、「コンフィグレーションに使用するメニュー(Classic)」を参照してください。

 

2.ビルドメニューで、[開発]-[カスタムメタデータ型]をクリックします。

 

3.[営業時間の追加設定]の[レコードの管理]をクリックします。

 

4.営業時間の追加設定一覧画面が表示されます。[新規]ボタンをクリックします。

 

5.必要な項目を入力します。

必ず入力する項目には、入力欄の左に赤い線が表示されています。

 

6.[保存]ボタンをクリックします。

 

これで、営業時間の追加設定の登録は完了です。

営業時間の追加設定の登録項目


営業時間の追加設定の、登録項目を以下に示します。

各登録項目に記述するAPI参照名には接頭辞に"SMOC__"は付けないでください。

項目

説明

必須

項目

説明

必須

表示ラベル

営業時間の追加設定一覧に表示する、わかりやすい名前を指定してください。

例:営業時間の計算結果

営業時間の追加設定名

営業時間の追加設定一覧に表示する、わかりやすい一意の名前を指定してください。

例:businessHoursCalcResults_1

※入力文字は半角英数字に限られますが、記号はアンダースコアのみ使用可能です。

対象オブジェクト

使用するオブジェクトを、API参照名で指定します。

例:ox_obj_incident__c

API参照名の確認方法については、「オブジェクトの項目のAPI参照名とデータ型を確認する」を参照してください。

計算方法

任意の日時と日時の間の差分時間を計算する場合(詳細はこちら

以下のいずれかを指定してください。

  • [日時項目2-日時項目1→日]

  • [日時項目2-日時項目1→時]

  • [日時項目2-日時項目1→分]

本設定は、1(日)を24時間として計算します。

任意の日時と日時の間の差分日数を計算する場合(詳細はこちら

  • [日時項目2-日時項目1→営業日数]:(営業時間を反映する)

  • [日時項目2-日時項目1→営業日数]:(営業時間を反映しない)

任意の日時から、一定の時間が経過した日時を計算する場合(詳細はこちら

以下のいずれか指定してください。

  • [日時項目1+数値項目2(日)→日時]

  • [日時項目1+数値項目2(時)→日時]

  • [日時項目1+数値項目2(分)→日時]

対象項目

計算結果を出力する項目を、API参照名で指定します。

指定可能な型については、[計算方法]の説明を参照してください。

例:target__c

API参照名の確認方法については、「オブジェクトの項目のAPI参照名とデータ型を確認する」を参照してください。

計算元項目1

計算に使用する1番目の項目を、API参照名で指定します。

指定可能な型については、[計算方法]の説明を参照してください。

例:startDateTime__c

API参照名の確認方法については、「オブジェクトの項目のAPI参照名とデータ型を確認する」を参照してください。

計算元項目2

計算に使用する2番目の項目を、API参照名で指定します。

指定可能な型については、[計算方法]の説明を参照してください。

例:endDateTime__c

API参照名の確認方法については、「オブジェクトの項目のAPI参照名とデータ型を確認する」を参照してください。

数値項目に負数を許可

任意の日時から、一定の時間が経過した日時を計算する場合に、数値項目2に負数を入力可能にします。

:タスクの対応期限-2日を中間報告日として設定

 

※デフォルトでは、組織の営業時間が考慮されて計算されます。レコードに営業時間を関連付けた場合は、関連付けた営業時間が優先されます。

 

営業時間計算例


営業時間の追加設定の、各計算方法を示します。

任意の日時と日時の間の差分時間の計算例

計算方法

説明

計算方法

説明

[日時項目2-日時項目1→日]

[計算元項目2]と、[計算元項目1]の間の期間を、日単位で計算します。

計算内容:36(時間) × 1/24(日) = 1.5

対象項目には「1.5」と表示されます。

[日時項目2-日時項目1→時]

[計算元項目2]と、[計算元項目1]の間の期間を、時間単位で計算します。

対象項目には「36」と表示されます。※時間で表示されるため、そのまま表示されます。

[日時項目2-日時項目1→分]

[計算元項目2]と、[計算元項目1]の間の期間を、分単位で計算します。

計算内容:36(時間) × 60(分) = 2160

対象項目には「2160」と表示されます。

 

任意の日時と日時の間の差分日数の計算例

計算方法

説明

計算方法

説明

[日時項目2-日時項目1→営業日数]:(営業時間を反映する)

[計算元項目2]と、[計算元項目1]の間の期間の営業時間がまたがれたときカウントします。対象項目には以下のように表示されます。

パターン1:営業時間内~営業時間内(9:00~17:00):4

パターン2:営業時間内~営業時間外(9:00~18:00):5

パターン3:営業時間外~営業時間内(18:00~10:00):3

[日時項目2-日時項目1→営業日数]:(営業時間を反映しない)

[計算元項目2]と、[計算元項目1]の間の期間の営業日がまたがれたときカウントします。対象項目には以下のように表示されます。

パターン1:営業時間内~営業時間内(9:00~17:00):4

パターン2:営業時間内~営業時間外(9:00~18:00):4

パターン3:営業時間外~営業時間外(18:00~21:00):4

 

任意の日時から、一定の時間が経過した日時の計算例

計算方法

説明

計算方法

説明

[日時項目1+数値項目2(日)→日時]

[計算元項目2]の値を[計算元項目1]の値を営業時間を考慮し日単位で足します。

計算内容:2024/7/3 9:00 + 7(日) = 2024/7/10 9:00

対象項目には「2024/7/10 9:00」と表示されます。

[日時項目1+数値項目2(時)→日時]

[計算元項目2]の値を[計算元項目1]の値を営業時間を考慮し時間単位で足します。

計算内容:2024/7/3 9:00 + 7(時) = 2024/7/03 16:00

対象項目には「2024/7/03 16:00」と表示されます。

[日時項目1+数値項目2(分)→日時]

[計算元項目2]の値を[計算元項目1]の値を営業時間を考慮し分単位で足します。

計算内容:2024/7/3 9:00 + 7(分) = 2024/7/03 9:07

対象項目には「2024/7/03 9:07」と表示されます。

 

参考情報