監視設定ファイル(config-monitor.xml)
ファイル監視ユーティリティの監視条件を定義するファイルです。監視するフォルダや監視インターバル(間隔)などを定義します。
基本情報、記述形式、定義内容、記述例などについて説明します。
<目次>
- 1 ファイルの基本情報
- 2 記述形式
- 3 定義内容
- 3.1 <path-setting>タグ
- 3.2 <file-setting>タグ
- 4 定義例
- 5 注意事項
ファイルの基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
ファイル名 | 任意(既定はconfig-monitor.xml) |
ファイル保管先 | 任意(既定はconfigフォルダ) |
フォーマット | XML形式ファイル |
文字コード | UTF-8(BOMなし) |
改行コード | CR+LF, CR, LF |
ファイル反映のタイミング | ファイル監視ユーティリティ起動時 |
記述形式
<config>
<dataEntry-program />
<path-setting />
<file-setting />
</config>
XML 形式ファイルです。全体を <config> タグで囲みます。
パラメータを省略する場合には、属性を削除するか値を空白にします。
定義内容
以下のタグごとに、タグ内に記述する属性について説明します。
<dataEntry-program>タグ
<path-setting>タグ
<file-setting>タグ
<dataEntry-program>タグ
<dataEntry-program>タグ内に以下の属性を記述します。
属性 | 説明 | 省略可否 | 省略値 |
---|---|---|---|
dataEntry | データ登録ユーティリティの実行可否を指定します。
例:dataEntry='true' | ○ | true |
cmd | データ登録プログラムの実行コマンドを記載します。 この値は変更せず、そのまま使用します。 | ||
parameter | データ登録プログラムの実行コマンドに指定する追加パラメータを指定します。 この値は変更せず、そのまま使用します。 |
<path-setting>タグ
<path-setting>タグ内に以下の属性を記述します。
属性 | 説明 | 省略可否 |
---|---|---|
log | 実行ログの出力先のフォルダを指定します。 例:log='log/monitor' | × |
<file-setting>タグ
監視対象フォルダごとに、<file-setting>タグ内で以下の属性を記述します。
監視するフォルダ1つにつき本タグを1つ記述します。最大30フォルダまで指定できます。
属性 | 説明 | 省略可否 | 省略値 |
---|---|---|---|
monitorPath | 監視対象のフォルダを指定します。 例:monitorPath='monitor/monitor' | × | |
name | 監視対象ファイルを指定します。 複数存在する場合は、カンマ区切りで記述します。 ワイルドカードとして、「*」(アスタリスク)、「?」(クエスチョン)を使用できます。 大文字小文字は区別されます。 例1:name=' *.*' 上記を指定した場合、全ファイルが監視対象となります。 例2:name=' *.csv,*.TXT' 上記を指定した場合、拡張子がcsv、TXTのファイルが監視対象となります。 | ○ | *.* |
interval | フォルダを監視するインターバルを秒単位で指定します。 1~3600の範囲で指定できます。 例:interval='60' | ○ | 60 |
exceptionCsv | 退避フォルダ(異常発生した場合のファイルを移動するフォルダ)を指定します。 例:exeptionCsv='monitor/escape' | × | |
backupCsv | 保管フォルダ(正常に処理が終了したファイルを移動するフォルダ)を指定します。 例:backupCsv='monitor/backup' | × | |
work | 一時作業フォルダ(検知したファイルを移動するフォルダ)を指定します。 例:work='monitor/work' | × | |
clean | 一時作業フォルダの監視の有無を指定します。
監視を設定した場合、再起動時にデータ登録ユーティリティを起動します。 例:clean='false' | ○ | false |
connectionXml | データ登録ユーティリティで使用する接続情報設定ファイルを指定します。 例:connectionXml='config/config-connection.xml' | × | |
dateEntryXml | データ登録ユーティリティで使用するデータ登録設定設定ファイルを指定します。 例:dataEntryXml='config/config-entry.xml' | × |
定義例
Linuxの場合の定義例を以下に示します。
監視対象フォルダが増えた場合、下記と同様の形式で<file-setting/>タグを追加することで、監視対象フォルダを追加できます。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<config>
<dataEntry-program
dataEntry='true'
cmd='dataEntry.sh'
parameter=''
/>
<path-setting log='log/monitor'/>
<file-setting
monitorPath='monitor/hardware/monitor'
name='*.*'
interval='10'
exceptionCsv='monitor/hardware/escape'
backUpCsv='monitor/hardware/backup'
work='monitor/hardware/work'
clean='true'
conectionXml='config/config-connection.xml'
dataEntryXml='config/config-entry-Hardware.xml'
/>
</config>
注意事項
定義例からのコピー&ペーストは行わないでください。文字コードが崩れ、エラーとなる場合があります。