ERP連携のログを確認、設定する
ERP連携のログの概要と出力設定について説明します。
<目次>
ERP連携のログファイルの概要
ERP連携自体のログとして、以下のログファイルがAutomaticReleaseサーバの「/var/log/kompira/」に出力されます。
ログファイル名 | 内容 |
---|---|
kompira.log | リクエスト関連のログ出力 |
kompirad.log | kompiraデーモンのログ出力 |
kompira_jobmngrd.log | kompiraジョブマネージャのログ出力 |
kompira_sendevt.log | イベント送信コマンドのログ出力 |
ログファイルは自動的にローテートされ、古いログファイルは日付がファイル名に追加された上で保存されます。
上記ログファイルのうち、以下のログについては、「/opt/kompira/kompira.conf」で、ローテートの間隔やバックアップする世代数の設定を変更できます。
kompirad.log
kompira_jobmngrd.log
kompira_sendevt.log
ERP連携のログの出力設定
「/opt/kompira/kompira.conf」で、以下のログの出力設定を変更できます。
kompirad.log
kompira_jobmngrd.log
kompira_sendevt.log
設定を変更する場合は、「/opt/kompira/kompira.conf」の[logging]セクションの設定を変更します。その他のセクションについては、AutomaticReleaseのシステム内の設定ですので基本的に変更しないでください。
「/opt/kompira/kompira.conf」の設定項目を以下に示します。
[kompira]セクション
項目 | 説明 | デフォルト値 |
---|---|---|
site_id | 本バージョンでは未使用です。 | 1 |
[logging]セクション
ログ出力関連の設定をするセクションです。
項目 | 説明 | デフォルト値 |
---|---|---|
loglevel | ログ出力レベルを設定します。 (DEBUG, INFO, WARNING,ERROR, CRITICAL) | INFO |
logdir | ログファイルのディレクトリを設定します。 | /var/log/kompira |
logbackup | ログバックアップの世代数を設定します。 |
|
logmaxsz | ログファイルの最大サイズを設定します。 [0]を設定すると、日次ローテートとなります。 |
|
[amqp-connection]セクション
RabbitMQの接続情報関連の設定をするセクションです。
項目 | 説明 | デフォルト値 |
---|---|---|
server | 接続ホスト名です。 | localhost |
port | 接続ポート番号です。 | 5672 |
user | 接続ユーザ名です。 | guest |
password | 接続パスワードです。 | guest |
ssl | SSLで接続するかどうかです。 | FALSE |
heartbeat_interval | ハートビートの送信間隔(秒単位)です。 | 10 |
max_retry | 接続断時に再接続する最大試行回数です。 | 3 |
retry_interval | 接続断時に再接続する間隔(秒単位)です。 | 30 |
[agent]セクション
ジョブマネージャの動作に関する設定をするセクションです。
項目 | 説明 | デフォルト値 |
---|---|---|
name | ジョブマネージャの名称です。 | default |
script_dir | スクリプトジョブ用の一時ディレクトリです。 | /var/tmp/kompira_jobmngrd |
remote_script_dir | スクリプトジョブ用のリモートの一時ディレクトリです。 | ~/.kompira_jobmngrd |
ssh_port | デフォルトで使用するssh接続ポート番号です。 | 未設定 |
ssh_keyfile | デフォルトで使用するssh接続鍵ファイルのパスです。 | 未設定 |
pool_size | 同時プロセスワーカー数です。 | 8 |
[event]セクション
イベント送信の設定をするセクションです。
項目 | 説明 | デフォルト値 |
---|---|---|
channel | イベント送信先チャネルのkompira上のパスです。 | /system/channels/Alert |