監視設定ファイル(config-monitor.xml)

ファイル監視ユーティリティの監視条件を定義するファイルです。監視するフォルダや監視インターバル(間隔)などを定義します。

基本情報、記述形式、定義内容、記述例などについて説明します。


<目次>

ファイルの基本情報


項目

内容

項目

内容

ファイル名

任意(既定はconfig-monitor.xml)

ファイル保管先

任意(既定はconfigフォルダ)

フォーマット

XML形式ファイル

文字コード

UTF-8(BOMなし)

改行コード

CR+LF, CR, LF

ファイル反映のタイミング

ファイル監視ユーティリティ起動時

記述形式


<config>        <dataEntry-program />         <path-setting />        <file-setting /> </config>
  • žXML 形式ファイルです。全体を <config> タグで囲みます。

  • パラメータを省略する場合には、属性を削除するか値を空白にします。

定義内容


以下のタグごとに、タグ内に記述する属性について説明します。

  • <dataEntry-program>タグ

  • <path-setting>タグ

  • <file-setting>タグ


<dataEntry-program>タグ

<dataEntry-program>タグ内に以下の属性を記述します。

属性

説明

省略可否

省略値

属性

説明

省略可否

省略値

dataEntry

データ登録ユーティリティの実行可否を指定します。

  • true: 実行する。

  • false: 実行しない。

例:dataEntry='true'

 true

cmd

データ登録プログラムの実行コマンドを記載します。

この値は変更せず、そのまま使用します。





parameter

データ登録プログラムの実行コマンドに指定する追加パラメータを指定します。

この値は変更せず、そのまま使用します。





<path-setting>タグ

<path-setting>タグ内に以下の属性を記述します。

属性

説明

省略可否

属性

説明

省略可否

log

実行ログの出力先のフォルダを指定します。

例:log='log/monitor'

×

<file-setting>タグ

監視対象フォルダごとに、<file-setting>タグ内で以下の属性を記述します。
監視するフォルダ1つにつき本タグを1つ記述します。最大30フォルダまで指定できます。

属性

説明

省略可否

省略値

属性

説明

省略可否

省略値

monitorPath

監視対象のフォルダを指定します。

例:monitorPath='monitor/monitor'

×



name

監視対象ファイルを指定します。

複数存在する場合は、カンマ区切りで記述します。

ワイルドカードとして、「*」(アスタリスク)、「?」(クエスチョン)を使用できます。

大文字小文字は区別されます。

例1:name=' *.*'

上記を指定した場合、全ファイルが監視対象となります。

例2:name=' *.csv,*.TXT'

上記を指定した場合、拡張子がcsv、TXTのファイルが監視対象となります。

 *.*

interval

フォルダを監視するインターバルを秒単位で指定します。

1~3600の範囲で指定できます。

例:interval='60'

 60

exceptionCsv

退避フォルダ(異常発生した場合のファイルを移動するフォルダ)を指定します。

例:exeptionCsv='monitor/escape'

×



backupCsv

保管フォルダ(正常に処理が終了したファイルを移動するフォルダ)を指定します。

例:backupCsv='monitor/backup'

×



work

一時作業フォルダ(検知したファイルを移動するフォルダ)を指定します。

例:work='monitor/work'

×



clean

一時作業フォルダの監視の有無を指定します。

  • true:監視する

  • false:監視しない

監視を設定した場合、再起動時にデータ登録ユーティリティを起動します。 

例:clean='false'

 false

connectionXml

データ登録ユーティリティで使用する接続情報設定ファイルを指定します。

例:connectionXml='config/config-connection.xml'

×



dateEntryXml

データ登録ユーティリティで使用するデータ登録設定設定ファイルを指定します。

例:dataEntryXml='config/config-entry.xml'

×



定義例


Linuxの場合の定義例を以下に示します。

監視対象フォルダが増えた場合、下記と同様の形式で<file-setting/>タグを追加することで、監視対象フォルダを追加できます。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <config> <dataEntry-program dataEntry='true' cmd='dataEntry.sh' parameter='' /> <path-setting log='log/monitor'/> <file-setting monitorPath='monitor/hardware/monitor' name='*.*' interval='10' exceptionCsv='monitor/hardware/escape' backUpCsv='monitor/hardware/backup' work='monitor/hardware/work' clean='true' conectionXml='config/config-connection.xml' dataEntryXml='config/config-entry-Hardware.xml' /> </config>

注意事項


  • 定義例からのコピー&ペーストは行わないでください。文字コードが崩れ、エラーとなる場合があります。