システム管理者ユーザーを無効化する場合に確認する設定について
現在のシステム管理者ユーザーを無効化する場合に確認する設定について説明します。
<目次>
- 1 確認する設定について
- 1.1 レコード
- 1.2 リストビュー
- 1.3 レポート・ダッシュボード
- 1.4 組織の代表ユーザーの変更
- 1.5 デフォルトのワークフローユーザー
- 1.6 ワークフローメールアラートの受信者
- 1.7 メールサービスのメールアドレスのコンテキストユーザー
- 1.8 メールアラートの差出人のメールアドレス
- 1.9 連携ユーティリティの実行ユーザー
- 1.10 LMISコンシェルジュとセルフサービスポータルのレコードのデフォルトの所有者
- 2 参考情報
確認する設定について
レコード
レコード操作に関しては、「よくある質問 ユーザを無効化した場合の影響について」をご参照ください。
リストビュー
管理者ユーザーがリストビューを作成し、その管理者ユーザが無効化されても、 作成したリストビューは引き続き利用できます。
有効化されている別の管理者ユーザは、編集も可能です。
レポート・ダッシュボード
レポートやダッシュボードを作成したユーザが無効化された場合、参照できなくなる可能性がございます。
ユーザを無効化後、レポートやダッシュボードが参照出来なくなった場合は、フォルダを作成し、共有することでほかのユーザも参照可能とすることができます。
レポートやダッシュボードの共有は、ユーザまたは公開グループ単位となりますので、グループ単位で共有される際は先に公開グループを作成してください。
公開グループの作成方法は、Salesforceヘルプ「公開グループの作成」を参照してください。
以下、参考手順となります。
レポート画面にて[新規フォルダー]ボタンをクリックします。
表示ラベルと一意の名前を入力し、[保存]ボタンをクリックします。
「すべてのフォルダー」から作成したフォルダを確認し、▼のプルダウンより「共有」を選択します。
共有先にユーザまたは公開グループを選択し、「名前」より共有先を選択します。
「アクセス」を任意に設定し、[共有]をクリックします。「アクセス権のあるユーザー」に適用されているのを確認して、[完了]をクリックします。
該当レポートを作成したフォルダに移動します。
移動するレポートの▼のプルダウンより、「移動」を選択します。作成したフォルダを選択し、[フォルダーを選択]をクリックします。
レポートやダッシュボードのアクセス権や共有に関しては、下記ヘルプサイトを参考にしてください。
Salesforceヘルプ「レポートおよびダッシュボードフォルダのアクセス権の比較」
Salesforceヘルプ「Lightning Experience でのレポートフォルダまたはダッシュボードフォルダの共有」
組織の代表ユーザーの変更
無効化するユーザーが組織の代表ユーザーとなっている場合は別のユーザーへ変更してください。
組織の代表ユーザーの変更手順は、「運用管理ガイド 組織の代表ユーザの変更」を参照してください。
デフォルトのワークフローユーザー
無効化するユーザーがデフォルトのワークフローユーザーとなっている場合は別のユーザーへ変更してください。
デフォルトのワークフローユーザーの変更手順は、Salesforceヘルプ「Salesforce 組織のデフォルトのワークフローユーザーの特定」を参照してください。
ワークフローメールアラートの受信者
ワークフローメールアラートの唯一の受信者に割り当てられているユーザーは無効化できません。
ユーザー無効化時にエラーが表示されるので、該当のメールアラートの「メール受信者」を修正してください。
メールサービスのメールアドレスのコンテキストユーザー
メール連携機能を利用している場合は、メールサービスのメールアドレスに設定されているコンテキストユーザーを確認してください。
無効化するシステム管理者が設定されていた場合は、他のユーザーへ変更をお願いします。
メール連携機能およびコンテキストユーザーについては、「コンフィグレーションガイド メールサービスを登録する」を参照してください。
メールアラートの差出人のメールアドレス
メールアラートの「差出人メールアドレス」が「デフォルトのワークフローユーザーのメールアドレス」となっていた場合、確認が必要です。
本ページの「デフォルトのワークフローユーザー」より設定を確認して、無効化するシステム管理者が設定されている場合は別ユーザーへ変更してください。
連携ユーティリティの実行ユーザー
連携ユーティリティを使用している場合で、無効化する管理者ユーザを「sfdcUser」に指定している場合は変更が必要となります。
連携ユーティリティのユーザー指定は、「接続設定ファイル(config-connection.xml)」に記載されています。
連携ユーティリティについては、「コンフィグレーションガイド 運用ツール等からのファイル登録・出力の利用」を参照してください。
接続設定ファイル(config-connection.xml)については、「コンフィグレーションガイド 接続設定ファイル(config-connection.xml)」を参照してください。
LMISコンシェルジュとセルフサービスポータルのレコードのデフォルトの所有者
セルフサービスポータルおよびLMISコンシェルジュを利用している場合で、無効化する管理者ユーザをゲストユーザーがコミュニティで作成したレコードのデフォルトの所有者として指定している場合は、別のユーザーを選択する必要があります。
レコードのデフォルトの所有者の変更手順は、Salesforceヘルプ「「このユーザーはゲストユーザーが作成したレコードのデフォルト所有者であり、無効化できません」というエラーメッセージ」を参照してください。
上記ヘルプにおける、「Experience Cloud サイト」は、LMISコンシェルジュ、「Force.comサイト」はセルフサービスポータルが該当します。
参考情報
ユーザの無効化についての詳細は、「運用管理ガイド ユーザの削除」、Salesforceヘルプ「ユーザの無効化」「ユーザーの無効化の考慮事項」を参照してください。