標準オブジェクト連携
この章では、LMISオブジェクトとLMIS外の標準オブジェクトの間でエスカレーションする機能について説明します。
ここでは、標準オブジェクトの例として「ToDo」を使用してエスカレーションの操作について説明します。
通常LMISユーザは、LMISライセンスの範囲外となっているSalesforceの標準オブジェクト(ケースなど)を使用することができません。
LMISの標準オブジェクト連携機能を使ってサポート外の標準オブジェクトのレコードにアクセスする場合には、別途Saleseforceとの契約が必要になりますのでご注意ください。
<目次>
標準オブジェクトからLMISオブジェクトへのエスカレーション
ここでは、標準オブジェクトのToDoレコードからLMISのインシデント管理レコードを起票する操作手順について説明します。
1.アプリケーションランチャーで、[ToDo]をクリックします。
2.ビューの一覧で、表示するToDoを切り替えます。たとえば、リストから[進行中のToDo]をクリックすると、自分の進行中のToDoが一覧で表示されます。
3.エスカレーション元レコードの件名をクリックします。
4.レコードの詳細画面が表示されます。
5.[エスカレーション]ボタンをクリックします。
ここでは、エスカレーション元レコードの[件名]と[コメント]の値がコピーされるような設定ファイル(LMIS_EscalationSetting)を登録していることとします。
6.エスカレーション先のレコードとして[インシデント管理]を選択して[実行]をクリックします。
7.エスカレーションに成功すると、「インシデント管理にエスカレーションしました。」というメッセージが表示されます。
以下のようにインシデント管理レコードが新規に起票されます。
これで、ToDoレコードからインシデントレコードへのエスカレーションは完了です。
参考情報
エスカレーションによる外部連携機能を使用する場合には、必ず設定ファイル「LMIS_EscalationSetting」を登録する必要があります。エスカレーション設定ファイルの詳細については、マニュアル「コンフィグレーションガイド エスカレーション設定ファイル(LMIS_EscalationSetting)」を参照してください。
詳細レコード画面で[エスカレーション]ボタンを利用するためには、各オブジェクトで使用するレイアウトごとに[エスカレーション]ボタンを配置する必要があります。[エスカレーション]ボタンを配置する手順について、マニュアル「コンフィグレーションガイド エスカレーション機能を利用する」を参照してください。