フローからメールを送信する

フローからメールアラートを使用してメールを送信する方法を説明します。

ワークフロールールによるメール送信とは異なり、フローによるメール送信は、メールアラートに設定した宛先が「すべて不在」であるかどうかで動作が変わります。

 

この章では、以下の2つのメール送信の方法について説明します。

  • メールの宛先がすべて不在な場合は、処理を中止する

  • メールの宛先がすべて不在でも、処理は継続する


<目次>



メールの宛先がすべて不在な場合は、処理を中止する


本方式では、すべての宛先が不在の場合、レコードの保存が失敗します。LMISが標準で提供するフローは本方式を採用していません。

1.メールを送信したい要素の[丸いプラス]アイコンをクリックします。

 

2.[ショートカット]から[メールアラートを送信]をクリックします。

 

3.[アクション]に、使用するメールアラートを指定します。

 

4.以下の内容を入力し、[完了]ボタンをクリックします。

表示ラベル

フローに表示する任意の名前を指定します。

API参照名

フロー内でユニークな任意の名前を指定します。

説明

任意の説明を指定します。

入力値を設定

「{!$Record.Id}」を指定します。

 

5.メールの送信が設定されます。

 

これで、メールの宛先がすべて不在な場合は、処理を中止する設定は完了です。

メールの宛先がすべて不在でも、処理は継続する


LMISが標準で提供するフローはこちらの方式を採用しています。

本方式では、メールの宛先がすべて不在であった場合、システム管理者にメールの送信に失敗したことがメールで通知されます。

1.「メールの宛先がすべて不在な場合は、処理を中止する」の操作を行い、メールの送信を設定します。

 

2.メールの送信要素をクリックして、[障害パスを追加]をクリックします。

 

3.障害パス(障害が発生したときの分岐)が作成されます。障害パスの[丸いプラス]アイコンをクリックします。

 

4.[ロジック]から[割り当て]をクリックします。

 

5.以下の内容を入力し、[完了]ボタンをクリックします。

表示ラベル

フローに表示する任意の名前を指定します。

API参照名

フロー内でユニークな任意の名前を指定します。

説明

任意の説明を指定します。

変数

「{!$Flow.CurrentStage}」を指定してください。

指定後に「現在のフェーズ」の名前で表示されます。

演算子

「次の文字列と一致する」を指定してください。

空白のままで問題ありません。

 

6.障害パスに要素が追加されたことによって、メールの宛先が不在の場合でも保存することができるようになります。

 

これで、メールの宛先がすべて不在でも、処理は継続する設定は完了です。

宛先が不在かどうかの仕様


メールアラートに指定した宛先が不在であるかどうかは、以下のように決定されます。

宛先の種類

不在と判定される状態

宛先の種類

不在と判定される状態

ユーザ

  • 項目が「空白」である

  • ユーザの[有効]項目が「チェックなし」である

キュー

  • キューのメンバーが存在しない

  • キューのメンバーのユーザが不在である

取引先責任者

  • 項目が「空白」である

  • 取引先責任者の[メール]項目が「空白」である

メール項目

  • 項目が「空白」である

 

参考情報