フローでレコードの参照項目に値を設定する

この章では、他のレコードをルックアップして、レコードの参照項目に値を設定する方法を説明します。


ワークフロールールでは、以下の内容を項目自動更新で直接指定することができましたが、フローでは直接指定することが出来ません。

  • 所有者項目

  • ユーザ参照項目

  • レコードタイプ

フローでは、これらのレコードの情報をルックアップして[変数]リソースに設定し、レコードの更新に指定する、という手順が必要になります。


<目次>

操作方法


1.レコードの取得を実施したい要素の[丸いプラス]アイコンをクリックします。

レコードの更新よりも前に実施する必要があります。レコードの更新の前の要素を選択してください。

 

2.[データ]から[レコードを取得]をクリックします。

 

3.以下の内容を入力し、[完了]ボタンをクリックします。

表示ラベル

フローに表示する任意の名前を指定します。

API参照名

フロー内でユニークな任意の名前を指定します。

この名前が変数名になります。

説明

任意の説明を指定します。

オブジェクト

以下のオブジェクトを指定してください。()内はAPI参照名です。

  • ユーザ(User):所有者にユーザを設定する場合、またはユーザ参照項目を設定する場合

  • グループ(Group):所有者にキューを設定する場合

  • レコードタイプ(RecordType):レコードタイプを設定する場合

項目、値

オブジェクトに応じて、以下のように指定してください。()内はAPI参照名です。

  • ユーザ
    項目:氏名(Name)
    値:取得したいユーザの名前

  • グループ
    項目1:種別(Type)
    値1:Queue
    項目2:名前(Name)
    値2: 取得したいキューの名前

  • レコードタイプ
    項目1:sObjectの種別名(SobjectType)
    値1:オブジェクトのAPI参照名
    項目2:名前(Name)、またはレコードタイプ名(DeveloperName)
    値2:取得したいレコードタイプの名前、またはレコードタイプ名

演算子

「次の文字列を一致する」を指定してください。

並び替え順

「並び替えなし」を指定してください。

保存するレコード数

「最初のレコードのみ」を指定してください。

レコードデータの保存方法

「すべての項目を自動的に保存」を指定してください。

 

4.レコードの取得が設定されます。

 

5.レコードの更新内容を編集します。
レコード更新に、取得した変数を以下のように指定します。

「{!変数名.Id}」を指定してください。

入力後、「変数名 オブジェクト名 > オブジェクト名ID」のような形式で表示されます。


これで、レコードの参照項目に値を設定する操作は完了です。

参考情報