フローでFAQとお知らせを自動で公開・非公開にする

LMISコンシェルジュに公開しているFAQ管理やお知らせを、公開開始日時を迎えたら自動的に公開、公開完了日時を迎えたら自動的に非公開する方法を説明します。

本手順はフローで作成する手順を説明します。

全体の流れとしては以下となります。

  1. FAQ管理オブジェクトまたは、お知らせオブジェクトに公開開始日時と公開完了日時を管理するカスタムチェック項目を作成する。

  2. 公開開始日時または公開完了日時を迎えたら、1の項目にチェックをするスケジュール済みパスのフローを作成する。

  3. FAQまたはお知らせの共有ルールにて、1の項目が「True」であれば共有するように条件を変更する。

 

<目次>


フロー設定


1.FAQ管理とお知らせオブジェクトに「公開開始」という名前のカスタムチェックボックス項目を1つ作成します。
作成方法については、「入力項目を作成する」を参照してください。

作成した項目はページレイアウトに表示させる必要はありません。


2.FAQ管理とお知らせオブジェクトにスケジュール済みパスのフローを作成します。クイック検索より「フロー」を検索し、[フロー]をクリックします。
クイック検索については、「コンフィグレーションに使用するメニュー(Lightning)」を参照してください。


3.「公開開始日時」に値が入力された時に処理されるフローを作成します。
フロー画面が表示されます。[新規フロー]ボタンをクリックします。


4.[レコードトリガーフロー]を選択し、[作成]ボタンをクリックします。


5.表示された画面で以下の表に従い入力を行います。

オブジェクト

FAQ管理

フローをトリガする条件

レコードが作成または更新された

フローを最適化

アクションと関連レコード

 

6.次に条件を入力します。「条件の要件」から「すべての条件に一致(AND)」を選択します。

 

7.以下の表に従い条件を入力します。

項目

SMOC__ox_dt_publicStartDate__c(ラベル名:公開開始日時)

演算子

null

{!$GlobalConstant.False}

 

8.[完了]ボタンをクリックします。

 

9.フローの画面が表示されます。[レコードトリガーフロー]要素をクリックします。

 

10.[スケジュール済みパスを追加]をクリックします。

 

11.表示された画面で以下の表に従い入力を行い、[完了]ボタンをクリックします。

パスの表示ラベル

任意(例:公開開始日時)

任意の表示ラベルを入力します。わかりやすい名前にします。

API参照名

任意(例:public_startDate)

時間取得元

SMOC__ox_obj_faq:公開開始日時

オフセット数

0

オフセットオプション

分後

 

12.[公開開始日時]の分岐にある[丸いプラス]アイコンをクリックします。

 

13.[トリガレコードを更新]をクリックします。

 

14.表示された画面で、以下の表に従い入力を行い、[完了]ボタンをクリックします。

表示ラベル

任意(例:公開開始=True)

任意の表示ラベルを入力します。わかりやすい名前にします。

API参照名

任意(例:public_true)

説明

任意(例:公開開始をTrueにします)

更新するレコードを検索してその値を設定する方法

フローをトリガした faq管理 レコードを使用

項目

SMOC__unirita_chk_publicStart__c

「公開開始」項目を選択します。

本項目は手順1で作成したカスタムチェック項目になります。

{!$GlobalConstant.True}

 

15.フロー画面にて[保存]ボタンをクリックします。

 

16.表示された画面で、以下の表に従い入力をします。

フローの表示ラベル

任意(例:公開開始=true)

フローの表示ラベル

任意(例:公開開始=true)

フローのAPI参照名

任意(例:publicStart_true)

説明

任意(例:公開開始をtrueにします。)

 

17.[保存]ボタンをクリックします。その後フローを有効化します。

 

18.続けて、「公開完了日時」に値が入力された時に処理されるフローを作成します。
フロー画面より、[新規フロー]ボタンをクリックします。

 

19.[レコードトリガーフロー]を選択し、[作成]ボタンをクリックします。

 

20.表示された画面で以下の表に従い入力を行います。

オブジェクト

FAQ管理

フローをトリガする条件

レコードが作成または更新された

フローを最適化

アクションと関連レコード

 

21.次に条件を入力します。「条件の要件」から[すべての条件に一致(AND)]を選択します。

 

22.以下の表に従い条件を入力します。

項目

SMOC__ox_dt_publicEndDate__c(ラベル名:公開完了日時)

演算子

null

{!$GlobalConstant.False}

 

23.[完了]ボタンをクリックします。

 

24.フローの画面が表示されます。[レコードトリガーフロー]要素をクリックします。

 

25.[スケジュール済みパスを追加]をクリックします。

 

26.表示された画面で以下の表に従い入力を行い、[完了]ボタンをクリックします。

パスの表示ラベル

任意(例:公開完了日時)

任意の表示ラベルを入力します。わかりやすい名前にします。

API参照名

任意(例:public_endDate)

時間取得元

SMOC__ox_obj_faq:公開完了日時

オフセット数

0

オフセットオプション

分後

 

27.[公開完了日時]の分岐にある[丸いプラス]アイコンをクリックします。

 

28.[トリガレコードを更新]をクリックします。

 

29.表示された画面で、以下の表に従い入力を行い、[完了]ボタンをクリックします。

表示ラベル

任意(例:公開開始=False)

任意の表示ラベルを入力します。わかりやすい名前にします。

API参照名

任意(例:public_false)

説明

任意(例:公開開始をFalseにします)

更新するレコードを検索してその値を設定する方法

フローをトリガした faq管理 レコードを使用

項目

SMOC__unirita_chk_publicStart__c

「公開開始」項目を選択します。

本項目は手順1で作成したカスタムチェック項目になります。

{!$GlobalConstant.False}

 

30.フロー画面にて[保存]ボタンをクリックします。

 

31.表示された画面で、以下の表に従い入力をします。

フローの表示ラベル

任意(例:公開開始=false)

フローの表示ラベル

任意(例:公開開始=false)

フローのAPI参照名

任意(例:publicStart_false)

説明

任意(例:公開開始をfalseにします。)

 

32.[保存]ボタンをクリックします。その後フローを有効化します。


33.手順3~32をお知らせオブジェクトに対しても行います。

 

これで、フロー設定の手順は完了です。

共有設定の変更


既に設定されている共有ルールに対して[フロー設定]で作成したカスタムチェック項目を条件に追加します。

 

1.FAQ管理とお知らせオブジェクトの共有ルールを編集します。
クイック検索より「共有設定」と入力し、[共有設定]をクリックします。

2.マニュアル「LMISコンシェルジュ構築ガイド サイトゲストユーザのログイン前の共有設定をする」とマニュアル「LMISコンシェルジュ構築ガイド 社外ユーザの共有設定をする」で作成した共有ルールの[編集]をクリックします。
(例では、FAQ管理を編集します。)

 

3.共有ルールの編集画面が表示されます。
以下の条件を追加します。設定している条件に合わせて条件ロジックを変更します。

設定

設定

条件

項目

公開開始

演算子

次の文字列と一致する

True

 

条件ロジック

条件ロジック

1 AND 2

 

 

4.入力が完了したら、[保存]ボタンをクリックします。手順2~4をお知らせに対しても行います。

 

これで、共有設定の変更手順は完了です。

注意事項


  • スケジュール済みパスが実行されるまでに最大1時間のタイムラグが発生する場合があります。
    そのため、公開開始日時を迎えた場合や公開完了日時を迎えた場合でも、すぐに処理がされない場合があります。

参考情報