複数人承認への承認フローの変更

標準の承認フローでは、承認者が1名です。複数人が承認するように、承認フローを変更できます。

複数人承認の場合、AND条件またはOR条件で承認者を追加できます。

複数人承認の場合の注意事項と設定の流れについて説明します。

注意事項

  • 複数人承認を使用する場合、承認者2、承認者3などの追加の承認者は、固定のユーザとなります。
    品質管理室、部門長など、固定のユーザに承認を依頼する場合に使用します。

  • 複数人承認を使用する場合、承認者1に対してのみ、承認者の決定方法が適用されます。
    承認者の決定方法については、「承認者の決定方法の種類」を参照してください。

  • 複数人承認では、承認者の承認順序は、指定できません。

設定の流れ

複数人承認を使用する場合の設定の流れを以下に示します。

  1. 承認者項目を追加する(4人目以降を追加する場合)
    標準で、カスタム項目として「承認者2」、「承認者3」を用意しています。そのため、3人までであれば、承認者項目の追加は不要です。
    さらに承認者を増やしたい場合は、該当のオブジェクトに、カスタム項目として「承認者4」などを追加します。 
    追加の操作については、「承認者項目を追加する(4人目以降を追加する場合)」を参照してください。

  2. 承認者キーを追加する(4人目以降を追加する場合)
    4人目以降の承認者項目を追加した場合は、対応する承認者キーを追加します。
    追加の操作については、「承認者キーを追加する(4人目以降を追加する場合)」を参照してください。

  3. ページレイアウトに承認者項目を配置する
    該当のオブジェクトのページレイアウトに、承認者項目を配置します。
    ページレイアウトの編集については、「ページレイアウトに承認者項目を配置する」を参照してください。

  4. 承認者の組み合わせを指定する
    該当のオブジェクトの[承認者の組合せ]で、承認者の組み合わせを指定します。
    複数人承認の場合の承認者の組み合わせとして、ANDやORを使用して「承認者1と承認者2の承認が必要」、「承認者1と承認者2のうち、1名の承認が必要」などが指定できます。
    承認者の組み合わせの指定の操作については、「承認者の組み合わせを指定する」を参照してください。

  5. ワークフロールール・フローで承認者設定を登録する
    レコードの新規登録時、承認者に固定のユーザを設定します。

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