LMISからのメールが届かない
LMISから送信されたメールが届かない、迷惑メールフォルダに分類されてしまう場合は、SPF、DKIM、DMARC(Gmailアカウントに1日あたり5,000件以上のメールを送信する場合は必要)の設定およびメールの送信設定の変更を行ってください。
メールセキュリティの強化のため、すべてのお客様の設定を推奨しております。
各用語の詳細については、以下のリンクを参考にしてください。
JPNIC:インターネット用語1分解説~SPFとは~
JPNIC:インターネット用語1分解説~DKIMとは~
JPNIC:インターネット用語1分解説~DMARCとは~
<目次>
- 1 お客様に実施いただく作業
- 1.1 SPFレコードを設定する
- 1.2 DKIMを設定する
- 1.2.1 Salesforceでの設定①
- 1.2.2 ドメインのDNSでの設定
- 1.2.3 Salesforceでの設定②
- 1.3 Salesforceのメール設定を変更する
- 1.4 DMARCを設定する
- 2 参考情報
お客様に実施いただく作業
実施いただく作業のうち、推奨の設定と任意の設定は以下の通りです。
それぞれの設定方法について説明します。
SPFレコードを設定する
Salesforceが提供しているSPFレコードをドメインのDNSへ追加してください。
追加するSPFレコードの値は「 _spf.salesforce.com」です。
詳細は、以下のSalesforceヘルプを参照してください。
ドメインのDNSへの追加手順については、お客様でご利用中のDNSサービスのサポート情報をご参照ください。
DKIMを設定する
DKIMは、SalesforceとドメインのDNS両方の設定が必要となります。
DKIMの設定については、以下のSalesforceヘルプを参考にしてください。
Salesforceでの設定①
DKIM鍵機能を使用して、お客様の会社に代わって送信される送信メールにSalesforceが署名できるようになります。
DKIM鍵の作成方法について説明します。
管理メニューを表示します。
管理メニューを表示する操作については、「運用管理ガイド 運用管理に使用するメニュー」を参照してください。クイック検索テキストボックスで「DKIM 鍵」を検索しクリックします。
[鍵を新規作成]ボタンをクリックします。
以下の内容を入力し、[保存]ボタンをクリックします。
鍵サイズ | 鍵サイズは1,024ビットまたは2,048ビットを選択します。 |
セレクター、代替セレクター | それぞれ一意となる任意の値を設定してください。 |
ドメイン | お客様にてご利用の差出人となるメールアドレスのドメインを設定してください。 |
ドメイン一致パターン | 差出人となるメールアドレスにてサブドメインを利用するかで入力する値が変わります。
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ドメインのDNSでの設定
ドメインのDNSにて、DKIM鍵作成後に表示される「CNAME レコード」と「代替 CNAME レコード」を登録します。
※「CNAME レコード」と「代替 CNAME レコード」が表示されるまで時間がかかる場合があります。
ドメインのDNSへの設定手順については、お客様でご利用中のDNSサービスのサポート情報をご参照ください。
Salesforceでの設定②
ドメインのDNSで追加したCNAMEレコードが公開されると、Salesforce側のDKIM設定で有効化が実施できるようになります。
「Salesforceでの設定①」の手順で作成したDKIM鍵を開き、[有効化]ボタンをクリックします。
Salesforceのメール設定を変更する
Salesforce の設定画面 [ 送信 ] のメニューから、 [標準メールセキュリティのメカニズムへの準拠を有効化] と [送信者ID準拠を有効化]をオフに変更する設定を行います。
管理メニューを表示します。
管理メニューを表示する操作については、「運用管理ガイド 運用管理に使用するメニュー」を参照してください。クイック検索テキストボックスで「送信」を検索しクリックします。
「メールセキュリティ準拠 (Salesforce またはメールリレーからのメールのみ)」セクションの以下の設定のチェックを外し、[保存]ボタンをクリックします。
標準メールセキュリティのメカニズムへの準拠を有効化
送信者 ID 準拠を有効化
DMARCを設定する
DMARCを設定するためには、事前にSPFとDKIMの設定を完了する必要があります。
参考情報
その他、SPFとDKIMについてのFAQは、Salesforceヘルプ「SPF と DKIM に関する FAQ」をご参照ください。