本マニュアルはコンフィグレーションエディタの利用ガイドです。コンフィグレーションエディタは現在、パートナー様向けのオプション製品となります。
「レコードアクション」機能を使用して問題の完了時にインシデントを完了させる
- ユニリタ
コンフィグレーションエディタのレコードアクション機能を使用して、問題管理の完了時に関連するインシデント管理レコードを完了させる方法を説明します。
ここでは、通常のワークフローにおける問題管理の完了時、つまり問題管理が承認された時にレコードアクションを起動して、問題管理に関係するインシデントを完了させます。
＜目次＞
操作方法
1．新しいワークフロールールを作成します。
ログイン後のコンフィグレーションエディタ画面で、ワークフローメニューから[新規作成]をクリックします。
2．ワークフロールールの起動条件を設定します。
問題管理が承認された時に起動する場合は、下記のように指定します。
項目 | 設定する内容 | |
|---|---|---|
名称 | 任意の分かりやすい名称を指定します。 | |
オブジェクト | 起動元のオブジェクトを選択します。ここでは、「問題管理」を指定します。 | |
有効 | チェックして有効にします。 | |
起動条件 | 評価条件 | 初期値のまま、「新規作成時、または編集後に条件が一致する時」を指定します。 |
ボタン | 起動条件のトリガとなるボタンを選択します。ここでは「値ルックアップ」画面を使用して、「承認」を指定します。 | |
3．起動条件の設定が完了しました。次は、レコードアクションを作成して、関連するインシデントを完了させる設定を実施します。
[アクション]-[レコードアクション]の[新規作成]ボタンをクリックします。
4．レコードアクションを設定します。
問題管理から、関連するインシデント完了させる場合は、下記のように指定します。
項目 | 設定する内容 | |
|---|---|---|
名称 | 任意の分かりやすい名称を指定します。 | |
対象オブジェクト | 更新するオブジェクトを選択します。ここでは、「インシデント管理」を指定します。 | |
更新分類 | 既に存在するレコードのみを対象にするので、ここでは「更新」を選択します。 | |
抽出する関連項目 | 起動元と関連するレコードを対象にしたい場合に指定します。「N:Nの関連:インシデント管理・問題管理:関連問題」を指定します。 | |
更新対象の条件 | [条件の追加]ボタンをクリックして、更新するレコードの条件を指定します。 | |
 | ||
更新する値 | [値の追加]ボタンをクリックして、更新するレコードの値を指定します。 | |
 | ||
 | ||
5．設定の完了後、[OK]ボタンをクリックしてレコードアクションを保存します。
確認メッセージが表示されるので、[はい]ボタンをクリックします。
6．[保存]ボタンをクリックして、ワークフローを保存します。
7．確認メッセージが表示されるので、[はい]ボタンをクリックします。
8．ワークフローの保存が実行されるので、完了するまで待ちます。
9．完了のメッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
これで、問題の完了時にインシデントを完了させる設定は完了です。
注意事項
本設定を動作させるには、インシデント管理の任意のステータスから完了のステータス変更を許可するパスフローの設定が必要です。
パスフローの設定方法については「コンフィグレーションガイド パスフロー設定を作成する」を参照してください。