データ登録ユーティリティを起動する

データ登録ユーティリティの起動操作と、起動コマンドの入力パラメータ、入力データの形式、戻り値について説明します。

<目次>

データ登録ユーティリティの起動


データ登録ユーティリティの起動は、必ず「UTILITY_HOME」フォルダで実施します。

データ登録ユーティリティをコマンドラインから起動します。

・Windowsの場合

dataEntry.bat [CONNECTXML] [ENTRYXML] [INPUTDATA]

   

・Linuxの場合

sh dataEntry.sh [CONNECTXML] [ENTRYXML] [INPUTDATA]

   

起動コマンドの入力パラメータを以下の表に示します。

入力パラメータ

説明

省略可否

省略値

入力パラメータ

説明

省略可否

省略値

CONNECTXML

データ登録ユーティリティの接続設定ファイルを指定します。

例:config/config-connection.xml
※Windows版はconfig/config-Connection.xml

×



ENTRYXML

データ登録設定ファイルを指定します。

例:config/config-Entry-Event.xml

×



INPUTDATA

入力データを指定します。

指定する際、「data:”入力データ”」といった形式で入力すると、引数が入力データとして扱われます。

それ以外の場合、INPUTDATAは入力データファイルとして扱われます。

例:data:”Input,Input2”

×



PREFIXCHARACTER

コマンドライン引数を入力データとして用いる場合、出力されるCSVファイルの接頭字を指定します。

「I:”入力ファイル接頭字”」という形式で指定します。

省略した場合、「INPUT」が接頭字として使用されます。

また、接頭字にフォルダを記載すると、出力先のフォルダを指定できます。このときのフォルダの指定方法は絶対パスのみです。

例:I:”C:/output”



file-encodhing

文字コードを指定します。

指定した内容は、データ登録設定ファイルで設定した値よりも優先されます。

例:file-encoding=”UTF-8”

※Linuxで、入力データの文字コードがShift-JISの場合は、以下の文字コードを指定してください。

file-encoding=”MS932”



newline-code

改行コードを指定します。

指定した内容は、データ登録設定ファイルで設定した値よりも優先されます。

例:newline-code=”\r\n”



各ファイルは、フルパスまたは「UTILITY_HOME」からの相対パスで指定します。

例1:

dataEntry config/config-Connection.xml config/config-Entry-Event.xml monitor/event/work/testData.csv file-encoding=”UTF-8” newline-code=”\r\n”

例2:

dataEntry config/config-Connection.xml config/config-Entry-Event.xml data:"InputData" I:"C:/output"

入力データの形式


入力データとするCSV形式のファイルは、以下のフォーマットで記述します。

項目

内容

項目

内容

文字コード

  • Shift-JIS(MS932)

  • UTF-8(BOMなし)

  • Windows-31J

改行コード

CR+LF, CR, LF

区切り文字

カンマ

文字引用符

ダブルクォーテーション、または なし

文字コードおよび改行コードの指定方法については、「データ登録設定ファイル(config-entry.xml)」を参照してください。

なお、空白の項目が存在する場合でも、データ登録設定ファイルで指定した数のカンマを記述します。

たとえば、1、2、4カラム目に値があり、3カラム目が空白の場合は、以下のように指定します。

例1:”1”,”2”,””,”4”

例2:1,2,,4

起動時の戻り値


データ登録ユーティリティの起動処理が完了すると、以下の戻り値が返されます。

  • 0:正常終了 (すべてのレコードの登録が成功した場合)

  • 1:正常終了 (未登録のレコードが存在する場合)

  • 2:異常終了 (登録処理中に異常が発生し、処理を中止した場合)

参考情報


  • データ登録ユーティリティは、処理結果を実行ログとして出力します。実行ログの出力先は、データ登録設定ファイルで指定したフォルダです。
    データ登録ユーティリティのメッセージについては、「データ登録ユーティリティのメッセージ」を参照してください。