LMISにTeams連携を設定する
本章では、LMISにTeams連携を設定する方法を説明します。
LMISからTeamsへの連携は、フロー機能を使用して実施します。
<目次>
- 1 リモートサイトを登録する
- 2 フローを登録する
- 3 注意事項
リモートサイトを登録する
本作業は、連携するTeams組織ごとに一度だけ設定する必要があります。すでに設定済みの場合、本作業は不要です。
1.ビルドメニューを表示します。
ビルドメニューを表示する操作については、「コンフィグレーションに使用するメニュー」を参照してください。
2.ビルドメニューのクイック検索より「リモートサイト」と検索します。検索結果から「リモートサイトの設定」をクリックします。
3.[新規リモートサイト]ボタンをクリックします。
4.リモートサイトの編集画面が表示されます。以下の内容を入力します。
リモートサイト名 | 任意の名前を指定します。本例では「Teams」を指定します。 |
---|---|
リモートサイトのURL | 連携に使用するURLのドメインまでを指定します。 例として、 https://prod-xx.japaneast.logic.azure.com:443/workflows/xxxxxxxxxxxxxxxxxxx が連携するURLの場合は太字部分の「https://prod-xx.japaneast.logic.azure.com」を設定します。 連携に使用するURLを確認する方法については、「TeamsにLMIS連携を設定する」を参照してください。 |
プロトコルセキュリティの無効化 | チェックなし |
説明 | 任意の内容を指定します。本例では空白のまま指定しません。 |
有効 | チェックあり |
5.[保存]ボタンをクリックします。
これで、リモートサイトの登録は完了です。
フローを登録する
本例では、インシデント管理レコードが新規作成された際に、Teamsにメッセージを連携する例を説明します。
1.ビルドメニューを表示します。
ビルドメニューを表示する操作については、「コンフィグレーションに使用するメニュー」を参照してください。
2.ビルドメニューのクイック検索より「フロー」と検索します。検索結果から「フロー」をクリックします。
3.[新規フロー]ボタンをクリックします。
4.[最初から開始]をクリックします。
5.[レコードトリガフロー]をクリックして、[作成]ボタンをクリックします。
6.以下の表に従って、設定を行います。設定後、[完了]ボタンをクリックします。
オブジェクト | 「インシデント管理」を選択します。 |
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フローをトリガする条件 | 「レコードが作成された」を選択します。 |
条件の要件 | 任意の条件を設定します。本例では、「なし」を設定しています。 |
フローを最適化 | 「アクションと関連レコード」を選択します。 |
トリガレコードの元のトランザクションが正常にコミットされた後に外部システムにアクセスするには、非同期に実行パスを含めます。 | チェックあり |
7.フローの設定画面が表示されます。[非同期に実行]側の+アイコンをクリックして、[アクション]をクリックします。
8.「Teams」と入力し、表示された候補[Teamsにメッセージ送信]を選択します。
9.以下の表に従って、設定を行います。
表示ラベル | フローに表示する任意の名前を指定します。 |
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API参照名 | フロー内でユニークな任意の名前を指定します。 |
説明 | 任意の説明を指定します。 |
「01:起動元のレコード({!$Record}を入力)のオブジェクト(入力)」 | 「インシデント管理」を選択します。 |
画面を下にスクロールして、続けて以下の表に従って入力値を設定します。設定後、[完了]ボタンをクリックします。
01:起動元のレコード({!$Record}を入力) | 必須項目です。「{!$Record}」を指定します。 |
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02:Incoming WebhookのURL | 必須項目です。連携に使用するURLを指定します。 |
03:送信メッセージ(メッセージを直接入力または、レコードの項目を入力 例:{!$Record.項目のAPI参照名}) | 必須項目です。送信メッセージを指定します。 レコードの任意の項目を送信する場合は、「{!$Record.項目のAPI参照名}」の形式で指定します。 |
04:メンション(「表示ラベル<ユーザのUPN>」の形式でカンマ区切りで入力 例:ユーザuser@unirita.unirita) | メッセージの投稿の際に、メンションを行う場合に指定します。
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05:送信内容にレコードのリンクを含める(含める場合はTrueを入力) | メッセージの投稿に、レコードのリンクを含めるかどうかを指定します。
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10.[保存]ボタンをクリックします。
11.以下の表に従って、設定を行います。設定後、[保存]ボタンをクリックします。
フローの表示ラベル | フロー一覧に表示する任意の名前を指定します。 |
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フローのAPI参照名 | 組織内でユニークな任意の名前を指定します。 |
説明 | 任意の説明を指定します。 |
12.[有効化]ボタンをクリックして、フローを有効化します。
これで、フローの作成は完了です。
注意事項
Teams連携は非同期で実行されるアクションであるため、Teams連携に失敗してもレコードの保存を取り消すことができません。
Teams連携はAPIのリクエスト要求制限により、一定時間内に連携可能な回数に制限があります。詳細は、Power Platformヘルプ「要求の制限と割り当て - Power Platform」の「ライセンス ユーザー要求の制限」の項を参照してください。(本連携では1回の連携で2回の要求が行われるため、連携可能な回数は表の半分の数となります)