LMISユーザの共有設定をする
LMISコンシェルジュユーザが起票した「下書き」や「承認待ち」のレコードは標準のままだと、LMISユーザが参照できます。
このレコードをLMISユーザに参照させないように設定を行います。
LMISユーザに表示されても良い場合は本設定は必須ではありません。
<目次>
共有設定を作成する
取引先レコードの所有者であるLMISユーザーは、共有設定を実施した後でも、該当取引先に所属するコンシェルジュユーザーの下書きレコードを参照することが可能です。
コンシェルジュユーザーが所属する取引先レコードの所有者を確認し、下書きレコードを参照できても問題ない、LMISユーザであるかを確認してください。
1.ビルドメニューを表示します。 ビルドメニューを表示する操作については、マニュアル「コンフィグレーションガイド コンフィグレーションに使用するメニュー(Lightning)」を参照してください。
2.[クイック検索]より「共有設定」を検索し[共有設定]をクリックします。
3.共有設定画面が開くので、「共有ルール」の欄まで下にスクロールします。
4.LMISコンシェルジュから起票されるオブジェクトに対して共有設定を行います。
対象のオブジェクトを以下に示します。
オブジェクト名 |
---|
インシデント管理 |
サービス要求管理 |
変更管理 |
5.設定をしたいオブジェクトの共有ルールを確認します。[新規]ボタンをクリックします。
6.以下の表に従って設定を行います。「表示ラベル」と「ルール名」は任意で設定します。
既に同オブジェクトに共有ルールを作成している場合は以下の条件を追記で設定します。
ルールタイプ | 条件 | 共有先 | アクセス権 | ||
---|---|---|---|---|---|
項目 | 演算子 | 値 | |||
条件に基づく | 既存ワークフロー制御フラグ | 次の文字列と一致する | ON | 公開グループ:すべての内部ユーザ | 参照・更新 |
7.[保存]ボタンをクリックします。
8.設定するオブジェクトに対して、手順5~手順7を行います。
9.次に組織の共有設定の[編集]ボタンをクリックします。
10.手順4で共有ルールを設定したオブジェクトの「デフォルトの内部アクセス権」を[非公開]にします(例では「インシデント管理」を設定しています)。
11.[保存]ボタンをクリックします。
12.次にユーザプロファイルの設定を行います。
13.ビルドメニューを表示します。 ビルドメニューを表示する操作については、マニュアル「コンフィグレーションガイド コンフィグレーションに使用するメニュー(Lightning)」を参照してください。
14.ビルドメニューのクイック検索より「プロファイル」と検索します。検索結果から「プロファイル」をクリックします。
15.プロファイル画面より現在LMISユーザで利用しているプロファイルをクリックします。
16.[編集]ボタンをクリックします。
17.共有設定を行ったオブジェクトの「カスタムオブジェクト権限」の「すべて表示」、「すべて参照」を確認します(例では、「インシデント管理」を確認します)。
18.チェックが入っている場合、共有設定が無視されるため、チェックを外します。
19.[保存]ボタンをクリックします。
20.手順15~手順18を利用している他のプロファイルにも行います。
これで、共有設定を作成する手順は完了です。
共有設定を削除する
共有内容が変更になった場合など、不要になった共有設定の削除方法を説明します。
1. 「共有設定を作成する」で作成した共有ルールの[削除]をクリックします。
これで、共有設定を削除する手順は完了です。