コメントの既定値の設定
レコードの承認・否認・依頼取消時のコメントの既定値を作成しておくことで、コメント入力を省略できます。
<目次>
利用例
コメントの既定値を設定した場合
コメントの既定値を設定すると、レコードの承認時、既定値が入力された状態で、コメント入力ダイアログが表示されます。コメントなしの設定をした場合
コメントなしの設定をした場合は、コメント入力ダイアログは表示されません。
実施結果が、コメント履歴項目に以下の形式で登録されます。
(承認日時)(承認ユーザ):コメントなし
設定の流れ
コメント既定値設定の流れを以下に示します。
1.設定画面の「クイック検索」で「カスタム表示ラベル」と入力して、検索結果から[カスタム表示ラベル]をクリックします。
2.「カスタム表示ラベル」画面で、変更したいラベルの名前を選択します。以下のラベルが使用可能です。
オブジェクト | カスタム項目ラベル名 | 説明 |
---|---|---|
インシデント管理 | ox_lbl_INCCANCMT | インシデント管理レコードの依頼取消コメントを指定します。 |
ox_lbl_INCDNYCMT | インシデント管理レコードの否認コメントを指定します。 | |
ox_lbl_INCAPPCMT | インシデント管理レコードの承認コメントを指定します。 | |
問題管理 | ox_lbl_PBMCANCMT | 問題管理レコードの依頼取消コメントを指定します。 |
ox_lbl_PBMDNYCMT | 問題管理レコードの否認コメントを指定します。 | |
ox_lbl_PBMAPPCMT | 問題管理レコードの承認コメントを指定します。 | |
変更管理 | ox_lbl_CHGCANCMT | 変更管理レコードの依頼取消コメントを指定します。 |
ox_lbl_CHGDNYCMT | 変更管理レコードの否認コメントを指定します。 | |
ox_lbl_CHGAPPCMT | 変更管理レコードの承認コメントを指定します。 | |
リリース管理 | ox_lbl_RLSCANCMT | リリース管理レコードの依頼取消コメントを指定します。 |
ox_lbl_RLSDNYCMT | リリース管理レコードの否認コメントを指定します。 | |
ox_lbl_RLSAPPCMT | リリース管理レコードの承認コメントを指定します。 | |
タスク | ox_lbl_TSKCANCMT | タスクレコードの依頼取消コメントを指定します。 |
ox_lbl_TSKDNYCMT | タスクレコードの否認コメントを指定します。 | |
ox_lbl_TSKAPPCMT | タスクレコードの承認コメントを指定します。 | |
サービス | ox_lbl_SVCCANCMT | サービスレコードの依頼取消コメントを指定します。 |
ox_lbl_SVCDNYCMT | サービスレコードの否認コメントを指定します。 | |
ox_lbl_SVCAPPCMT | サービスレコードの承認コメントを指定します。 | |
ハードウェア | ox_lbl_HDWCANCMT | ハードウェアレコードの依頼取消コメントを指定します。 |
ox_lbl_HDWDNYCMT | ハードウェアレコードの否認コメントを指定します。 | |
ox_lbl_HDWAPPCMT | ハードウェアレコードの承認コメントを指定します。 | |
ソフトウェア | ox_lbl_SFWCANCMT | ソフトウェアレコードの依頼取消コメントを指定します。 |
ox_lbl_SFWDNYCMT | ソフトウェアレコードの否認コメントを指定します。 | |
ox_lbl_SFWAPPCMT | ソフトウェアレコードの承認コメントを指定します。 | |
ドキュメント | ox_lbl_DOCCANCMT | ドキュメントレコードの依頼取消コメントを指定します。 |
ox_lbl_DOCDNYCMT | ドキュメントレコードの否認コメントを指定します。 | |
ox_lbl_DOCAPPCMT | ドキュメントレコードの承認コメントを指定します。 | |
FAQ | ox_lbl_FAQCANCMT | FAQレコードの依頼取消コメントを指定します。 |
ox_lbl_FAQDNYCMT | FAQレコードの否認コメントを指定します。 | |
ox_lbl_FAQAPPCMT | FAQレコードの承認コメントを指定します。 | |
お知らせ | ox_lbl_BRDCANCMT | お知らせレコードの依頼取消コメントを指定します。 |
ox_lbl_BRDDNYCMT | お知らせレコードの否認コメントを指定します。 | |
ox_lbl_BRDAPPCMT | お知らせレコードの承認コメントを指定します。 | |
サービス要求管理 | ox_lbl_REQCANCMT | サービス要求管理レコードの依頼取消コメントを指定します。 |
ox_lbl_REQDNYCMT | サービス要求管理レコードの否認コメントを指定します。 | |
ox_lbl_REQAPPCMT | サービス要求管理レコードの承認コメントを指定します。 | |
自動リリース管理 | ox_lbl_ARLCANCMT | 自動リリース管理レコードの依頼取消コメントを指定します。 |
ox_lbl_ARLDNYCMT | 自動リリース管理レコードの否認コメントを指定します。 | |
ox_lbl_ARLAPPCMT | 自動リリース管理レコードの承認コメントを指定します。 | |
ox_lbl_ARLSTPCMT | 自動リリース管理レコードの中止コメントを指定します。 | |
移送管理 | ox_lbl_ERPCANCMT | 移送管理レコードの依頼取消コメントを指定します。 |
ox_lbl_ERPDNYCMT | 移送管理レコードの否認コメントを指定します。 | |
ox_lbl_ERPAPPCMT | 移送管理レコードの承認コメントを指定します。 | |
ox_lbl_ERPAPPCANCMT | 移送管理レコードの承認取消コメントを指定します。 | |
ox_lbl_ERPSTPCMT | 移送管理レコードの中止コメントを指定します。 |
ここでは、インシデント管理の依頼取消コメント(ox_lbl_INCCANCMT)の内容を変更する例で説明します。
3.「カスタム表示ラベル」画面で[新規ローカル翻訳/上書き]をクリックします。
4.「新規翻訳」画面で値を入力します。値を入力したら[保存]をクリックします。
以下の値を入力します。
項目 | 設定する値 |
---|---|
言語 | コメント既定値を使用する環境の言語を選択してください。例:日本語 |
翻訳テキスト | コメントの既定値を登録してください。例:承認を申請しましたがこの依頼を取消します。 |
5.手順の2~4を、変更したいオブジェクトのアクションについて繰り返してください。
これで、コメント既定値の設定は完了です。
参考情報
初めてLightning環境でコメントの既定値設定機能を使用する場合、データ移行作業が必要になります。手順の詳細は、マニュアル「Lightning移行ガイド コメントの既定値設定機能を使用する」を参照してください。