引き継ぐ値を設定したフローを作成する

Owned by ユニリタ
Last updated: 10月 28, 2024 by ユニリタ
2 min read

引き継ぐ元のレコードのオブジェクトについて、レコードが作成されたときに適用するフローを作成します。

以下の手順ではインシデント管理から問題管理へエスカレーションした場合の引き継ぎ項目を設定するフローを作成します。

＜目次＞

操作方法

1．システム管理者権限のあるユーザでログインします。

2．画面右上の歯車マークをクリックし、[設定]を選択して設定画面を開きます。

 

3．設定画面左側の検索窓に、「フロー」と入力し、表示された[フロー]のリンクをクリックします。

 

4．[新規フロー]ボタンをクリックします。

 

5．フローの種類を選択します。「レコードトリガフロー」をクリックして選択し、[作成]ボタンをクリックします。

 

6．[オブジェクト]欄で、フローを適用するオブジェクトを選択します。
たとえば、インシデント管理のフローを追加する場合は、[インシデント管理]を選択します。

 

7．フローを実行する条件を入力します。

指定する項目を以下に示します。

項目

説明

項目

説明

フローをトリガする条件

[レコードが作成された]を選択します。

条件の要件

[すべての条件に一致(AND)]を選択します。

項目

演算子

値

項目

演算子

値

インシデント管理:既存ワークフロー制御フラグ

次の文字列と一致する

ON

 

8．[アクションと関連レコード]を選択し、[完了]ボタンをクリックします。

 

9．要素を追加します。[丸いプラス]アイコンをクリックします。

 

10．[レコードを更新]をクリックします。

 

11．以下の内容を入力し[完了]ボタンをクリックします。

項目

説明

項目

説明

表示ラベル

フローの表示ラベルを入力します。

（例：問題登録）

API参照名

フローのAPI参照名を入力します。

（例：ProblemRegistration）

更新するレコードを検索してその値を設定する方法

[フローをトリガした インシデント管理 レコードを使用ラジオボタン]を選択します。

レコード を更新する条件の要件

[なしー常にレコードを更新]を選択します。

項目①

[引き継ぎ先名登録FROM]を選択します。 例では、インシデント管理から問題管理へ引き継ぐので、[問題登録FROM]を選択します。

（例：SMOC__ox_ltx_escPbmFrom__c）

値①

テキストボックスに、エスカレーション時に引き継ぐ項目のAPI参照名を入力します。

複数指定する場合はカンマ区切りで指定します。

例：インシデント管理の回答日時と内容を指定した場合

SMOC__ox_nul_answerDate__c,SMOC__ox_ltx_content__c

API参照名については、「API参照名」を参照してください。

項目②

[引き継ぎ先名登録TO]を選択します。 例では、インシデント管理から問題管理へ引き継ぐので、[問題登録TO]を選択します。

（例：SMOC__ox_ltx_escPbmTo__c）

値②

テキストボックスに、エスカレーション時に引き継ぐ項目のAPI参照名を入力します。

複数指定する場合はカンマ区切りで指定します。

例：問題管理の回答日時と内容を指定した場合

SMOC__ox_nul_answerDate__c,SMOC__ox_ltx_content__c

API参照名については、「API参照名」を参照してください。

 

12．[保存]ボタンをクリックします。

 

13．表示された画面で以下の通り入力し、[保存]ボタンをクリックします。

 

項目

説明

項目

説明

フローの表示ラベル

フローの表示ラベル名を入力します。「エスカレーション設定(問題)」等分かりやすい名前を入力します。

（例：エスカレーション設定(問題)）

フローのAPI参照名

フローの一意の名前を入力します。

「ox_」で始まる文字列を指定しないでください。

（例：escalation_incident_problem）

説明

任意の説明を入力します。

（例：インシデント管理から問題管理にエスカレーションしたときに項目を更新するフローです。）

 

14．[有効化]ボタンをクリックします。

 

これで、引き継ぐ値を設定したフローの作成は完了です。

注意事項

  • [引き継ぎ先名登録FROM]で設定した引き継ぎ元の項目数と、[引き継ぎ先名登録TO]で設定した引き継ぎ先の項目数は、一致させる必要があります。

  • 項目の引き継ぎは、設定した順序どおりに行われます。正しい順序で設定してください。

  • 引き継ぎ元と引き継ぎ先の項目のデータ型は、同一の型を指定してください。
    例：テキスト→テキスト、数値→数値
    API参照名とデータ型については、「API参照名」を参照してください。

  • 以下のようなエラーが発生した場合、またはフロー処理が失敗した場合は、フローを無効化してください。
    ・ボタンのクリック時にエラーメッセージが表示される
    ・ボタンをクリックして処理が正常に行われているが、項目の値が引き継がれていない
    フローを無効化する場合、フローの詳細画面で[無効化]ボタンをクリックしてください。

参考情報