フォームの承認者を設定する

セルフサービスポータルで申請、お問い合わせおよび変更要求を登録した際の承認設定をします。
承認通知の有無、承認階層、代理承認の設定などをします。


<目次>

操作方法


1.アプリケーションメニューから[LMIS 管理]を選択します。

2.[セルフサービスポータル承認設定]タブをクリックします。

3.[オブジェクト名]欄で、承認設定をするオブジェクトを選択します。

4.承認設定をするフォーム([申請種別]、[問い合わせ種別]または[ポータル種別])の[編集]をクリックします。

フォームの数が多い場合は、[問い合わせ種別]欄で、入力したフォーム名を前後方部分一致で検索して、一覧を絞り込めます。


5.承認設定をします。設定後、[保存]ボタンをクリックします。

設定する項目を以下に示します。

項目

説明

項目

説明

承認が必要なレコードを同じ取引先のすべてのユーザに共有する

承認が必要なレコードを同じ取引先のすべてのユーザに共有するかどうかを選択します。

  • チェックする(既定値):承認が発生するレコードを自動的に共有します。

  • チェックを外す:承認が発生するレコードを自動的に共有しません。

共有される範囲は「レコードのアクセス権について」を参照してください。

代理承認者にも承認依頼を通知する

代理承認者にも承認依頼を通知するかどうかを選択します。

  • チェックする(既定値):代理承認者に承認依頼、依頼取り下げ通知を行います。

  • チェックを外す:代理承認者に承認依頼、依頼取り下げ通知を行いません。

異なる取引先のユーザによる承認を許可する

異なる取引先のユーザによる承認を許可するかどうかを選択します。

  • チェックする:承認者が別の取引先の場合でも、承認と閲覧を許可します。

  • チェックを外す(既定値):承認者が別の取引先の場合、承認と閲覧を許可せず、承認者から除外します。

承認依頼したユーザを承認者から除外する

承認依頼したユーザを承認者から除外し、自己承認を禁止します。

承認依頼の申請者が、承認者に設定されている場合、承認ルートにも表示されず、承認者なしと同じ扱いになります。

承認者を「承認依頼時にすべての取引先責任者から選択」または「承認依頼時に系列の取引先責任者から選択」に設定している場合、承認者選択時に、申請者が候補から除外されます。

承認依頼の申請者が、承認者、および代理承認者になっている場合、申請者には承認依頼メールも送信されず、承認することもできません。

承認依頼時の追加表示項目

承認依頼時に承認者を選択する必要がある場合に、承認者のルックアップ画面で表示される追加の項目を選択します。承認者のルックアップ画面には、標準では「取引先責任者名(姓と名)」と「取引先名」のみが表示されています。これらは変更できません。

最大5項目まで追加することができます。カスタム項目や参照項目などを選択できますが、項目レベルセキュリティが参照以上に設定されている必要があります。追加表示項目としてテキストエリア(リッチ)やロングテキストエリアなど、および項目レベルセキュリティの編集画面で変更できない項目(最終更新者)などは選択できません。

承認者選択時に表示されるコメント

承認依頼の実施時に、承認者選択画面で表示されるテキストを指定することができます。[日本語]、[英語]、[中国語]タブを選択してテキストを1,000文字以内で入力します。

承認階層 1

承認階層 2

承認階層 3

承認階層 4

承認階層 5

承認者を1階層につき最大3人の承認者を設定できます。

最大5階層設定できます。

1階層に複数の承認者を設定している場合、AND承認(全員が承認)、OR承認(承認者のうち、1人が承認)を設定できます。

選択可能な項目を以下に示します。

  • [取引先の上司]:申請者が所属する[取引先]の[上司]を承認者に設定します。

  • [親取引先の上司]:申請者が所属する[取引先]の[親取引先]の[上司]を承認者に設定します。

  • [親親取引先の上司]:申請者が所属する[取引先]の[親取引先]の[親取引先]の[上司]を承認者に設定します。

  • [上司]:申請者の[上司]を承認者に設定します。

  • [上司の上司]:申請者の[上司]の[上司]を承認者に設定します。

  • [上司の上司の上司]:申請者の[上司]の[上司]の[上司]を承認者に設定します。

  • [取引先責任者から選択]:ルックアップ検索で、任意の取引先責任者を選択します。

  • [承認依頼時にすべての取引先責任者から選択]:承認依頼の実施時に、すべての取引先責任者から任意の承認者を選択します。

  • [承認依頼時に系列の取引先責任者から選択]:承認依頼の実施時に、申請者が所属する[取引先]、[取引先]の[親取引先]、[取引先]の[親取引先]の[親取引先]に所属する取引先責任者から任意の承認者を選択します。

承認者未割り当て時の動作

承認者が割り当てられていない状態のときに、承認依頼や承認を実施する時の動作を選択します。承認階層で承認者を設定する場合には、必ずいずれかを選択してください。

なお、「無効」のセルフサービスポータルのユーザ、レコード削除されたユーザが設定されている場合も、未割り当てと判断します。セルフサービスポータルのユーザを無効化する方法については、「運用管理ガイド セルフサービスポータルのユーザを削除する」を参照してください。

  • [スキップ]:承認者設定があるフォームで、保存や承認処理実施する時点で承認者が未設定の場合、その承認階層をスキップします。

  • [エラー]:承認者設定があるフォームで、保存や承認処理実施する時点で承認者が未設定の場合、エラーにします。

  • [承認依頼時にすべての取引先責任者から選択]:承認者設定があるフォームで、保存や承認処理実施する時点で承認者が未設定の場合、すべての取引先責任者から任意の承認者を選択できるようにします。

  • [承認依頼時に系列の取引先責任者から選択]:承認者設定があるフォームで、保存や承認処理実施する時点で承認者が未設定の場合、申請者が所属する[取引先]、[取引先]の[親取引先]、[取引先]の[親取引先]の[親取引先]に所属する取引先責任者から任意の承認者を選択できるようにします。

   

6.他のフォームも編集する場合は、[一覧に戻る]ボタンをクリックしてください。

これで、フォームの承認設定は完了です。

注意事項


  • フォームの承認者が未設定の場合、[組織の設定]の設定に従います。

  • 申請者に上司が居ない(申請者が最上位者の)場合の承認設定について、補足します。
    例えば、「承認者」を[上司]とし、「承認者未割り当て時の動作」を[承認依頼時にすべての取引先責任者から選択]とした場合、申請者に上司が設定されている場合には、そのフォームの承認者としては、申請者の上司が自動的に決定されます。一方で、その申請者には上司が設定されていない場合、承認依頼を実施する時に、任意の承認者を選択することができます。
    セルフサービスポータル内で、最上位者のユーザは、[上司]に設定するユーザが存在しません。[上司]が空欄のユーザが、承認依頼を行う可能性がある場合は、「承認者未割り当て時の動作」に、[エラー]以外を指定してください。

参考情報


  • お問い合わせタブ、申請タブ、変更要求タブの場合の承認設定画面の項目について説明します。

表示項目を以下に示します。

項目

説明

項目

説明

オブジェクト名

設定する対象に応じて、以下のどちらかを選択します。

  • [お問い合わせ]:お問い合わせのフォームの承認設定を表示します。

  • [申請]:申請のフォームの承認設定を表示します。

  • [変更要求]:変更要求のフォームの承認設定を表示します。

アクション

対象の[問い合わせ種別]、[申請種別]または[ポータル種別]に対するアクションを選択します。

  • [編集]:フォームの承認設定画面を表示します。

  • [設定を初期化]:フォームの設定を初期化して、[組織の設定]を利用します。

問い合わせ種別

申請種別

ポータル種別

お問い合わせ、申請、変更要求のフォーム名が表示されます。

同取引先共有

承認が必要なレコードを同じ取引先のすべてのユーザに共有するかどうかが表示されます。

  • [する](既定値):承認が発生するレコードを自動的に共有します。

  • [しない]:承認が発生するレコードを自動的に共有しません。

共有される範囲は「レコードのアクセス権について」を参照してください。

代理への通知

代理承認者にも承認依頼を通知するかどうかが表示されます。

  • [する](既定値):代理承認者に承認依頼、依頼取り下げ通知を行います。

  • [しない]:代理承認者に承認依頼、依頼取り下げ通知を行いません。

別取引先承認

異なる取引先のユーザによる承認を許可するかどうかが表示されます。

  • [する]:承認者が別の取引先の場合でも、承認と閲覧を許可します。

  • [しない](既定値):承認者が別の取引先の場合、承認と閲覧を許可しません。

承認設定





階層 1

1 段階目の承認設定です。既定値は[上司 OR 取引先の上司]です。

階層 2

2 段階目の承認設定です。既定値は[なし](承認設定なし)です。

階層 3

3 段階目の承認設定です。既定値は[なし](承認設定なし)です。

階層 4

4 段階目の承認設定です。既定値は[なし](承認設定なし)です。

階層 5

5 段階目の承認設定です。既定値は[なし](承認設定なし)です。