セルフサービスポータルで活動履歴参照時にゲストユーザからの不要な通知が送信される
<目次>
事象
メール連携でLMISのレコードに紐づいた活動レコードを登録すると、「XX様から返信がありました」という件名の通知レコードが作成されます。
そのLMISレコードをセルフサービスポータルで参照すると、活動レコードの「既読」項目がTrueになりワークフロールール「メール承認ステータス更新」が動作して、内部処理で新たに「XX様から返信がありました」という件名の不要な通知レコードを作成し、不要なメールが送信されてしまいます。
LMISでのメール送受信の設定をされた環境で以下の操作を実施した場合本事象が発生します。
LMISでのメール送受信の設定についてはマニュアル「コンフィグレーションガイド 活動履歴のメール送受信」を参照してください。
インシデント管理、サービス要求管理、変更管理の任意のレコードの参照画面から[メール送信]ボタンをクリックします。
※セルフサービスポータルで参照するため、顧客担当者が割り当てられているレコードで実施してください。[宛先]に任意のユーザまたは取引先責任者を選択して[送信]ボタンをクリックします。
届いたメールに返信をします。
「xxxxx様から返信がありました。」という内容の通知レコードが作成されます。1のレコードをセルフサービスポータルで参照します。
「xxxxx様から返信がありました。」という内容の不要な通知レコードが新たに作成され、不要なメールが送信されます。
発生条件
V2.9.0.01-1で修正されました。
発生バージョン:V2.9.0.00以降
対象オブジェクト:セルフサービスポータルの「お問い合わせ」、「申請」、「変更要求」
セルフサービスポータルを利用していて、電子メールからのデータ登録設定をしているお客様。
電子メールからのデータ登録設定につていはマニュアル「コンフィグレーションガイド 電子メールからのデータ登録設定の流れ」を参照してください。
回避策
ワークフロールールを作成することで回避可能です。
システム管理者にて、以下の手順を実施してください。
1.画面右上の歯車マークをクリックし、設定画面を開きます。
2.設定画面左側の検索窓に、「ワークフロールール」と入力し、表示された[ワークフロールール]のリンクをクリックします。
3.「ToDo」オブジェクトの[メール承認ステータス更新]リンクをクリックします。
4.[無効化]ボタンをクリックします。
5.[コピー]ボタンをクリックします。
6.ルール名を任意の値に編集します。
7.評価条件の値を下記の内容に書き換え、[保存&次へ]ボタンをクリックします。
AND( |
8.[ワークフローアクションの追加]をクリックし、[既存アクションの選択]を選択します。
9.[選択可能なアクション]欄で[項目自動更新:メール承認ステータス更新]を選択し[追加]ボタンをクリックします。
10.[保存]ボタンをクリックします。
11.[完了]ボタンをクリックします。
12.[有効化]ボタンをクリックします。
これでワークフロールールの作成は完了です。